2020年 9月 23日 (水)

「会社をテレビに取材してもらうには?」放送作家が裏ワザ伝授!《前編》 「撒き餌」作戦で番組を釣りあげよう!

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改元フィーバーのなか、大ヒットした企画のスゴさ

   ここで長谷川さんはクイズを出した。

   「この番組構成会議で議論されるネタは、いったいどれくらい先のものを決めているでしょうか?」

セミナーで熱弁をふるう長谷川大雲さん
セミナーで熱弁をふるう長谷川大雲さん

   答えは、情報番組の特集では10日~3週間先、バラエティーだと2か月先だ。となると、テレビに対する「撒き餌」、つまり情報発信は先を見越して準備する必要があるわけだ。

   今年はゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)が10連休だった。改元フィーバーと重なったため、多くの企業がさまざまな「連休レジャーもの」「平成回顧もの」情報を大量に発信したが、その中で断トツにテレビで取り上げられた企画があった。長谷川さんが「個人的にゴールデンウィークPR大賞を贈りたい」と絶賛した企画が「お父さん預かります」キャンペーンだ。

   大阪の荷物預かりサービスの貸し会議室業者が、GW限定で行なったアイデア企画だ。母親と子どもが遊んだり、買い物したりしている間、行き場のないお父さんが時間をつぶせるスペースを提供したのだ。1時間500円(終日1000円)で、DVD鑑賞、漫画、ゲームのほか、ビール付きドリンクバーと、内容はかなり充実。大阪の話題なのに、東京のテレビ局が軒並み取り上げた。

   長谷川さんは、このアイデアのスゴさをこう説明する。

「『お父さん預かります』というPR施策は、その空間で提供されるサービスに関連する業種ならどんな会社が行っても違和感がない。もし、『お父さん預かり所』内で飲食を提供するのであれば、飲食チェーンや食品メーカー。ブックコーナーを設ければ出版・書店業界。また家電、住宅、寝具、健康器具となんでもありで、汎用性が高い。レンタルスペースを借りるだけで予算もかからない。まさに広報にとって見習うべき点の多いPRサービスだといえます」

   さて、ここからは実戦編だ。長谷川さんはPR活動のスタートである「プレスリリースの作法」を伝授した。

「各メディアが受け取るリリースは1日に200~300通もあります。目に止めてもらうには、『短く簡潔に』を徹底すること。放送作家のネタ出しのルールは、ペラ1枚に2~3企画が不文律。番組ブレーンでもこれなのに、外部から送りつけられるリリースが5~6枚もあっては読まれるはずがありません」

   そして、「タイトルが命」と強調した。魅力あるタイトルにするコツは「パロディー化」することだ。たとえば、「リリースは、タイトルが『命』」というような見出しをつけたいのなら、「リリースは、タイトルが『9割』」にする。要はビジネス書のパロディーだ。「人は見た目が9割」「伝え方が9割」「心配事の9割は起こらない」......と、ここ数年、出版業界ではタイトルに「9割」というワードをつけるのがトレンドだ。またPRイベントとして多い表彰モノも「○○大賞」より「○○総選挙」というタイトルをつけた方がイマっぽい。

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