2019年 6月 17日 (月)

【企業分析バトル】荒れぎみの海外市場 それなら国内事業に注力する「焼酎」メーカーに白羽(明治大学)

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   2019年5月、新しい年号の「令和」が施行され、史上初の10日間の大型連休もあって国内は活気に満ちていた。

   それにもかかわらず、株式市場はさっぱり。米中貿易摩擦によって日経平均株価は年初来安値を更新するほど冷え込んだ。そこで今回は国内事業に力を入れている企業に注目して銘柄を選んだ。

  • 日本酒も「金賞」をダブル受賞の実力!(写真はイメージ)
    日本酒も「金賞」をダブル受賞の実力!(写真はイメージ)

焼酎の「老舗」宝ホールディングスに注目

【宝ホールディングス株式会社(2531)】
5月15日、1株1260円で100株を購入
年初来高値(2019年1月23日) 1416円
年初来安値(2019年5月14日) 1151円
5月31日(金)終値      1175円

   今回、選んだ銘柄は「宝ホールディングス(HD)株式会社」。「宝焼酎」や「松竹梅」などを酒造している「宝酒造」を中核に事業を展開していることで知られる会社だ。

   この会社の歴史は深く、設立は明治時代だが、酒造りは江戸時代後期から始まっている飲料業界の老舗だ。国内向けに焼酎や清酒、みりんなどのお酒や調味料を製造、販売しているほか、海外への日本食材の卸売する「宝酒造インターナショナル」や、医療分野ではガンなどを対象にした遺伝子治療や、機能性を生かす健康食品素材の研究を行う「タカラバイオグループ」を運営しており、多彩な会社である。

   これまで食品・飲料メーカーを中心に選んできたが、今回はその中でも焼酎を主に扱っている会社を選んだ。なぜ焼酎なのか――。その理由とともに、宝HDの企業分析を進める。

   今まで、銘柄を決めるときは自己資本比率やROA(総資産利益率)、ROE(自己資本利益率)に注目して選んできた。今回もそれに倣って銘柄を選んだが、加えて創業100年を超えていることや、経営が安定していることや、伸び悩んでいる焼酎業界でも利益を伸ばしているということが理由にある。

ウイスキー、缶チューハイに劣勢でも売り上げ伸ばす

   現在、国内ではハイボールブームによるウイスキーの消費増加や缶チューハイの飲料市場の拡大により、清酒や焼酎の消費量が減っている。しかし、宝酒造はこの状況でも着実に売り上げが伸びている。

   また、焼酎を主に取り扱う上場企業は少ないが、別表の焼酎を取り扱う企業よりも自己資本比率やROA、ROEの値が全体的に高い水準にある。

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   もう一つの理由は、前回のコメダホールディングスと同様に、宝ホールディングスの企業努力にある。

   宝HDは前述したように「松竹梅」を酒造している会社である。その「松竹梅」が今年の全国新酒鑑評会で金賞をダブル受賞している。

   この賞は一つの蔵が一点だけ出展して、独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会が評価をしている。宝酒造はいくつかの蔵を持っているが、今年は857点中、237点が金賞となっており、その金賞のうち2つが「松竹梅」だった。

   このことから、日ごろからおいしいお酒を造る努力がなされており、企業努力がしっかりされていることがわかる。

   5月15日に、1株1260円で100株を購入した。

【株式取引ルール】
  • 月200万円を上限に最低1銘柄(企業)を選ぶ、バーチャル投資です。
  • 投資対象は、新興市場を含む上場企業の現物取引です。
  • 1年間のトータルで損益を競います。
プロフィール
明治大学 MR
政治経済学部2年。尊敬する人は、専業主夫けんくん。趣味は料理と読書。料理好きということから、将来は食品系企業に就職したいため、どの食品系企業が将来成長していくかということに注目して勉強中。株式投資は初心者のため、企業分析やチャートなどを勉強しながらカブ大学対抗戦に参加。東京都出身。
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