「軽い気持ち」が思わぬトラブルを招く
この裁判例は、訴え自体は退けましたが、仕事上の受忍限度を超えているのに、かまわず撮影したような場合には違法となる余地を認めました。
このように、スナップ写真だから大丈夫だろう、顔が少々写り込んでいる程度だし、後ろ姿だから平気でしょ、という軽い気持ちで利用すると思わぬトラブルとなります。
写真撮影の前には可能な限り可否を確認し、その写真を利用・投稿する前には許可を得ること、そして苦手な人に無理強いしないのはもちろん、「協調性がない」「空気が読めない」などの陰口を言わないことも大切です。(篠原あかね)