2020年 9月 29日 (火)

ピース又吉直樹さんはやっぱりスゴかった! 「読みたくなる文章のからくり」がわかる本

ホットでもアイスでも美味しい。季節にあわせて楽しめる、大正製薬の乳酸菌が入ったごぼう茶。

時代の変遷に左右されないことの意味

   文章は、著者のスキル、感性、思考力によって磨かれるものです。中原淳一という、昭和に活躍した作家がいます。彼は、少女雑誌『ひまわり』の昭和22年4月号に次のような文を寄せています。

「美しいものにはできるだけふれるようにしましょう。美しいものにふれることで、あなたも美しさを増しているのですから。」

   いまの時代でも通じるようなクオリティです。70年以上も前に書かれたとは思えません。時代の変遷に左右されない文とは、著者の技術的探求の結晶ではないかと思います。そして、時代を経ても解釈が変わることはありません。

   本書は、多くの作家の「すぐれた文章感覚」を、できるだけ平易な言葉を使って解説しています。

   紹介されている文体は約50パターン。これだけの数を揃えて、著者なりの視点で解説することは大変な作業ではないかと思います。エディトリアル、フォントの使い方も絶妙で、読者に読ませるテクニックが反映されている良著としてオススメできます。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
https://amzn.to/2vPNTze
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
    loading...
お知らせ

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中