2024年 4月 26日 (金)

【日韓経済戦争】危険水域に 奥の手「放射能汚染」と「竹島」で報復する韓国

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日本旅行の代わりに「竹島(独島)観光」がブーム

   さて、その旅行分野だが、聯合ニュース(8月6日付)「観光客減を不安視する日本自治体 韓国航空各社に路線維持『懇願』」は、旅行ボイコット運動に根を上げた日本の苦境を、やや誇らしげにこう伝えている。

「韓国国内で日本への旅行をやめる動きが広がるなか、韓国人客の急減による地域経済への打撃を懸念する日本の自治体関係者が韓国を訪れ、韓日航空路線の運航継続を求めている。エアソウルには先月(7月)、香川県高松市、鳥取県米子市、富山県と、同社就航地の三つの自治体関係者が訪ねてきた。自治体側は就航に感謝の意を示すとともに、協力の一層の強化を申し入れた」
「エアソウルの関係者は『日本旅行を拒否する運動により(韓国人客の)航空、宿泊などの予約率が急落し、驚いた日本の自治体が韓国の雰囲気を把握しようと奔走している。路線の運休を心配し、自治体なりの対応策も整えているようだ』と話した」

   日本の自治体は、チェジュ航空、イースター航空、ティーウェイ航空、エアプサン、ジンエアーなどにも接触したという。

「航空業界の関係者は『日本の自治体側は、韓国の乗客が減るなら日本からの旅客を増やせるよう航空券を値下げし、日本人対象のプロモーションを強化しようと持ち掛けるなど、路線を守るため腐心している』と伝えた」

と、日本側の必死の様子を報じている。つまり、韓国から旅行客が来ないのなら、逆に日本側から行かせるから、ぜひとも日韓の航空路線を維持してくれと頼んだのだった。しかし、韓国側の対応は冷たいものだった。

「だが、もともと供給過剰だった日本路線の需要急落が目立っていることから、韓国の航空各社は日本便の運航縮小にとどまらず路線撤退までも検討している」

というのである。

   では、日本旅行をやめた韓国人観光客はどこへ向かうのか。聯合ニュース(8月7日付)は「日本旅行の代わりに独島 SNSへ記念写真が続々」と、日本の領土「竹島」(韓国名・独島)への旅行が増えている実態を伝えている。いうまでもなく、韓国が領有権を一方的に主張し続けている島である。

「夏休みの旅行先として最東端の独島が注目を浴びている。背景には、日本政府が韓国に経済報復を決定したことに対し、反発が高まっていることが挙げられる。独島旅行に出かけた人たちが、『独島旅行』とハッシュタグをつけた記念写真をSNSに次々と投稿している」
「自営業の40代男性、ホ・ジョンさんは家族で4日間の独島旅行をした。『家族で独島に行くことが人生のバケットリスト(したいことリスト)の一つだった。日本による経済報復が起こり、絶対に独島に行かなければと心が決まった』と語った。日本による植民地支配は忘れないことが、小学1年と3年の2人の娘の未来にとって賢明との考えを示した」
「観光学を専攻する大学生パク・ジュヨンさんは2泊3日で同級生4人と独島を訪れた。独島の地を踏んだ時には胸にこみあげてくるものがあった。太極旗(韓国国旗)を掲げた写真をSNS上にアップ。『日本の経済措置以降、日本への旅行を控える傾向があり、こういう時に独島旅行に行けば一層意味があると思った』と語った」

   火に油を注ぐような「観光旅行」になりかねない。

(福田和郎)

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