2019年 9月 22日 (日)

「パワハラ」は周囲も不快にする それが「生産性を下げている」認識あります?(篠原あかね)

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「お昼休みに買って着替えましたが、いかがでしょうか?」

   これは今からはるか昔、私がまだ自他ともに「若い」と思っていた頃にアルバイト先の上司に対して放った言葉です。

   若い読者の方はご存知ないと思いますが、昔は「お局(つぼね)様」という勤続経験の長い女性を指す言葉がありました。

  • 「お局様」のパワハラ、会社は見て見ぬふりしていると大変なことに……(写真はイメージ)
    「お局様」のパワハラ、会社は見て見ぬふりしていると大変なことに……(写真はイメージ)

部下はストレス解消のはけ口か!

   そのお局様が、後輩女性社員に睨みをきかせて、何かと口うるさく指導をするのは、よくあること。なので、職場で平穏無事に過ごすためには、お局様の機嫌を損ねないようにすることはとても大切なことでした。

   私が働いた職場のお局様は、とても服装にうるさい人でした。女性正社員は制服、アルバイト社員は私服での勤務でしたので、どのアルバイトも職場にふさわしい服装を心がけていました。今で言う「オフィスカジュアル」です。

   当時、アルバイトは10名近くいましたが、お局様のターゲットになるのは5名程度でした。この5名が毎日、交代で服装について「指導」を受けます。他の社員の面前で、時には女子トイレでマンツーマンです。

   「指導」が始まると、女性はもちろん男性も口数が減り、一気に職場が凍り付きます。女子トイレで遭遇した時には、トイレに入ることも憚られ、他のフロアのトイレへ行くという有様です。

   彼女の「指導」を直立不動で延々と聞き、自席に戻る時には涙目が当り前でした。

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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