2020年 6月 6日 (土)

降って湧いた儲け話に要注意! 相手から言ってくる話にロクなものはない

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   1年後に迫った東京五輪・パラリンピックの影響でしょうか、毎日のように不動産投資の案内があります。

「ここだけの話、オイシイ物件があるんですよ!」
「流動性が高くて利回りのいい物件があります!」

   しかし、不動産は景気の影響を受けやすいので、正しいシミュレーションが必要です。

「世界一やさしいアパート一棟不動産投資の実践帖1年生」(木村隆之著)ソーテック社
  • 東京湾岸エリアには多くのタワーマンションが建ち並ぶ
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第三者がオイシイ情報にありつけるほど甘くはない

   不動産投資だけに関わらず、ふっと飛びこんでくるような儲け話には要注意です。彼らは儲け話を売ることで儲けているからです。確実に儲かる物件があった場合、それが一般に出回ることは理論的に考えられません。第三者がオイシイ情報にありつけるほど甘くはないからです。

   本当にオイシイ物件があるなら、筆者なら他人には紹介せずに自分で購入するでしょう。だから、目利きの能力を鍛えなければいけません。

   本書の著者は、不動産歴25年、不動産投資歴15年のサラリーマン大家の木村隆之さんです。

   木村さんは「不動産投資でいうなら、電話営業をしている不動産業者、飛び込み営業をしている不動産業者に対して注意が必要」だと指摘します。

「悪徳業者は、上場企業のサラリーマンや公務員、もしくは医師といった『高属性のカモ』を狙っています。『今、御社の前にいます。老後の年金対策や将来設計でお役に立てるアパート投資を御社限定でご紹介しております。少しだけお時間いただけないでしょうか?』会社や携帯にこんな電話がかかってきたら要注意です」

   こんなケースもあるようです。

「医師の場合には医局に直接電話をしてきて、『〇〇先生はいらっしゃいますか?』と攻勢をかけてくるようです。ねらわれている理由は、銀行の融資評価がよく、不動産を買える属性だからです。上場企業の電話帳や役所の名簿も販売されているので、悪徳業者は片っ端から電話営業してきます」

   士業のような高属性の人が狙われる理由は明白です。経済的に恵まれ、生活面でも充実しているからです。その分仕事が忙しく、なかなか投資などに目を向けられない人がほとんどです。

   とはいえ、誰しも漠然と将来の不安を抱いているもの。そこに「巧妙な勧誘」を仕掛けていきます。どうにかして不動産を所有したいという欲求に付け入るのです。

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員。
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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