2019年 12月 6日 (金)

「20代で年収1000万円」の会社はここだ! 証券・金融、コンサル、商社、マスコミ...... 各社の働き方をさぐった

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   20代でも年収1000万円を狙える企業・職種がある。最近では、優秀な⼈材を確保するために⼊社1年⽬から1000万円以上の年収を⽀払う企業も出ている。

   いったいどんな会社で、どんな働き方をすれば、そんなことが可能なのか。就職・転職のジョブマーケット・プラットフォーム「Open Work」を運営するオープンワークが2019年8月28日に発表した調査をみると――。

  • 20代で「年収1000万円」を稼げる仕事は……
    20代で「年収1000万円」を稼げる仕事は……

28歳1400万円の野村證券、毎年100万円増の東京海上日動

   調査は、「Open Work」に登録している20代の会員で、現在年収1000万円以上か、もしくは20代のうちに1000万円台を狙えるポジションにいる人から、自分が働く企業の評価を8万9700件のクチコミから集めた。彼ら・彼女らが語るリアルな給与事情。若⼿から稼げる企業とは――。実名を挙げて語っている。

   まずは、「証券」「保険」「不動産」の営業職から。売り上げに応じたインセンティブ報酬の高い営業職では、20代で1000万円を超えるケースも珍しくないが、ごく⼀部の好成績の社員に限られるため、成果を出すことが求められる。

「5年⽬ 年収1100万円。給料800万円、ボーナスプラス⽉間賞、社⻑賞300万円。6年⽬から課⻑代理になり、さらに上がる予定。給料⽔準は⾮常に⾼く、実績次第でボーナスや賞⾦がもらえる。残業代はすべてきっちり付く。仕事内容が⾮常に厳しいので、これくらい貰って普通と思う」(⼤和証券、⼥性・営業)
「28歳1400万円、ほか各種⼿当あり。⽇系企業の中では破格の⽔準だと思う」(野村證券、男性・営業)
「⼊社1年⽬すぎたあたり、20代中盤で1000万円。完全成果報酬」(プルデンシャル⽣命保険、男性・営業)
「営業職なので給与は歩合制。多少営業成績がよい程度ではあまり給与にインパクトはないが、⾮常にできる営業職の場合は、新卒2年⽬でも1000万円を得る⼈もいる。ただし、極端に営業実績が出せないと、⽣活できないレベルまで年収が下がる可能性も⼤いにあるため、安定感はない」(⽇本⽣命保険、女性・個⼈向け営業)
「⼊社時の年収は500万円程度で、毎年約100万円増えていくイメージ。賞与は平均8・5カから9カ⽉程度。毎年平均レベルの賞与が⽀給され、かつ平均以上の評価を得ていれば、年収は3年⽬で700万円、6年⽬で1000万円程度。29歳、7年⽬でほぼ全てのグローバルコース(総合職)の社員が課⻑代理に昇格、この時点で約1100万円」(東京海上⽇動⽕災保険、男性・商品開発)
「⼊社5年⽬年収1000万円。⽉給30万円、ボーナス年間280万円、インセンティブ350万円。契約が取れるとインセンティブがものすごいので、継続的に契約できればいい仕事だと思う。何もしなくても会社⾃体の業績がよいので500万円はもらえる」(⼤和ハウス⼯業、男性・営業)
「個⼈の予算に対する達成率が夏と冬のボーナスに反映される。20代でも1000万円を超えることが可能で、やりがいはある」(東急リバブル、男性・法⼈営業)
「20代 1000万円。そもそもの固定給が⾼めに設定されているが、加えて歩合給がとても⼤きい。他にもキャンペーンなどで、歩合の率が⾼くなるなど、社員の⼠気を上げようと本社もいろいろと考えている。努⼒次第では、⼤⼿商社マン以上に稼げる」(⼤東建託、男性・建築営業)

   続いて、巨額な資産の投資や運⽤を行なう⾦融専⾨職。⾼い基本給に加え、営業職同様、成績によるインセンティブが報酬を左右するが、ダイレクトに成果が数字に表れるため、⽢さが許されない厳しい世界だ。

「28歳1400万円。ボーナスが⼤きい。2年⽬でトップセールスだったので、1回のボーナスで400万円もらったこともあった」(野村證券、男性・リテール)
「27歳、1000万円。年収は交渉次第。⼊社時にはどんどん交渉すべき」(⽇興アセットマネジメント、男性・アナリスト)
「⼊社2年⽬、年収1300万円、27歳。基本給とインセンティブで構成。借り上げ社宅制度があるため、税率分だけ住宅費のメリットがある」(JPモルガン証券、男性・投資銀行業務)
「新⼊社4年⽬、26歳、1000万円から1300万円。ボーナスは年によって差があります」(ゴールドマン・サックス証券、女性・証券部)
「新卒⼊社2年⽬、25歳、年収900万円〜1000万円、ボーナス250万円」(メリルリンチ⽇本証券、男性・アナリスト)
「ベースサラリーは、アナリスト1年⽬750万円→アソシエイト1年⽬1200万円。ベースサラリーはタイトル次第で年功序列。よほど成績が悪くない限り毎年少しずつ上がる。ボーナスはぴんきり。会社の成績、部署の成績、個⼈の成績次第で⼤きく変わり、⾼い⼈だと3〜4年⽬ぐらいで1000万円を超えるかも」(メリルリンチ⽇本証券、男性・マーケット部⾨)

海外駐在手当で国内勤務より数百万円以上稼ぐ商社

   総合商社などでは、⼊社後10年程度までは年功序列の給与カーブが根強く残る企業が多いが、20代でも1000万円の大台に乗ることができる⼿当がある。「海外駐在⼿当」だ。

「海外駐在⼿当は極めて⾼い。20代でも海外駐在すればどこの国に⾏っても、⼿取りで1000万円程は貰える。かつ、海外では家賃もかからない為、東京に住み働く事を考えれば、この部分による影響はかなり⼤きい」(伊藤忠商事、男性・営業)
「⼊社5年⽬、海外勤務、年収1000万円。⽇本にいるか海外にいるかで数百万円の差」(三井物産、男性・マネージャー)
「30歳⼿前で海外半年⼿当あり、1000万円レベル。仕事内容で考えると、もらいすぎともいえるくらい相当⾼い。また賞与の割合が異常に多い。マネジメントレベルは年収の半分以上」(三菱商事、男性・⾃動⾞)
「新卒⼊社4年⽬、海外現場赴任、900万円〜1000万円。海外赴任をすると、残業時間及び海外赴任⼿当てが含まれるため、⽇本オフィス勤務時の2倍以上になる」(千代⽥化⼯建設、男性・プロジェクトエンジニア)

   コンサルタントの職位によって各⾃の報酬が変わるコンサルティング業界。特に戦略系コンサルティングファームでは若⼿のうちから⾼待遇も珍しくない。

「新卒⼊社5年⽬、29歳、年収1000万円。近年、給与の⾯では⼤幅な改善が⾒られつつある」(アクセンチュア、男性・戦略コンサルティング本部)
「新卒3年⽬、1000万円。コンサルタントクラス以上になると、かなり給与があがる。競合他社と異なるのは、ボーナスの⽐率が著しく⾼いことで、パフォーマンス次第では年収が⼤きく上下しうる仕組みになっている」(ベイン・アンド・カンパニー、男性・シニア・アソシエイト)
「新卒5年⽬、28歳、1000万円。基本給に賞与が加わる」(ボストン・コンサルティング・グループ、女性・コンサルティング)
「4年⽬で通常600万円〜700万円程度。ただし⾮常に優秀な場合は、4〜5年⽬で1000万円超えの場合も。これらはボーナス込みの額で、昨年度の業績に応じて、ボーナス込みの年収が定められる」(⽇本総合研究所、男性・総合研究部⾨)

新卒で900万円、年4回ボーナスが異様に高いテレビ朝日

   大手外資系企業は、中途採⽤で優秀な⼈材を獲得するためにも、平均的な⽇系企業と⽐較をするとかなりの⾼待遇となるケースが多い。

「新卒⼊社4年⽬、1000万円。営業は毎⽉インセンティブが⼊る仕組みだ。その代わり夏冬のボーナスはない」(シスコシステムズ、男性・営業)
「29歳、1000万円プラスアルファ。ベース+パフォーマンスボーナス(チーム、個⼈)+ストック。恵まれすぎている福利厚⽣を考えると⾮常によい」(グーグル、男性・営業)
「⼊社3年⽬、26歳、1000万円。インセンティブ次第の年収なので、成績が良い年と悪い年での開きは⼤きい。ただ、若い⼈にとっては条件が⾮常にいい会社だ」(ジョンソン・エンド・ジョンソン、男性・営業)
20代で「年収1000万円」、マスコミは?
20代で「年収1000万円」、マスコミは?

   ⾼待遇で知られるマスコミは、業績が好調なところは賞与として社員に⼤きく還元されているようだ。

「給与はいい。28歳で1000万円を超えた。家族⼿当など⼿厚い。ただし、昇給は年功の占める割合が⾮常に⾼く、結果を残してもあまり変わらない」(電通、男性・営業)
「新卒で年収900万円前後。20代中頃〜後半で1000万円前後。⽉収は普通だが、ボーナスが異様に⾼額。夏は⼿取りで120万円〜150万円。冬は220万円〜250万円。それに加えて春(4⽉)と秋(10⽉)にも、数⼗万円が⽀払われる」(テレビ朝⽇、女性・総合職)
「⼊社4年⽬、1100万円。賞与は年2回。20代中盤だと、トータルで230万円程度。3⽉に特別賞与が⼀律10万円程度なので240万円〜250万円。編集系は総じて残業時間が多いので給与は多い。週刊誌だとプラス100万円ほど違う」(⼩学館、男性・漫画編集)

   IT企業などでも、20代で1000万円を⽬指せる企業が少なくない。

「新卒1年⽬、24歳、1000万円。残業がものすごく多いが、残業代は⾒込み時間45時間を除いてすべて出る。賞与は1カ⽉分」(DeNA、男性・ソーシャルゲーム事業本部)
「⼊社7年⽬、29歳、営業リーダー、850万円〜1000万円(インセンティブ含む)」(リクルートキャリア、女性・法⼈営業)
「新卒5年⽬、27歳 、1200万円。3〜8の6段階による給与制度。基本給と⽉80時間前後の残業代(平⽇60時間+休⽇24時間まで)、毎⽉の業績給。年4回のボーナス」(キーエンス、男性・営業)

   弁護⼠や会計⼠、パイロット、医師といった国家試験が必要となる職業では、専⾨性から報酬も⾼くなる。

「初年度の基本給は約1100万円+歩合によるボーナス。基本的には売上に対する歩合制度。歩合なので公平性は⾼いが、他の⼤⼿法律事務所と⽐べると、平均的な給与⽔準は⾼くないように思う。年功によるベースアップの割合はとても⼩さい」(アンダーソン・⽑利・友常法律事務所、男性・弁護⼠)
「⾮常に⾼額。新⼈で基本給1200万円+ボーナスが300万円ぐらい出たと記憶している。ほとんど福利厚⽣はない」(⻄村あさひ法律事務所、女性・弁護⼠)
「28歳、残業込みで1000万円。アシスタントマネージャーが作られたが、マネージャー以上の実質給料は低い。シニア、アシスタントマネージャー層で残業代を稼ぐモデル」(有限責任あずさ監査法⼈、男性・会計⼠)
「1000万円超。乗務の⾶⾏⼿当てが⼤きな割合を占める。だから、病気や⾝体的な理由で乗務ができなくなれば給与は⼤きく変動する。フライト時間(経験)も⼤きな評価軸の一つだ」(全⽇本空輸、男性・パイロット)
「医師3年⽬の⼊局。1300万円。⼤学病院からの給与は⽉⼿取り20万円+アルファ程度。医局の関連病院でのアルバイト、もしくは⾃分で⾒つけたアルバイトにどれだけ自分の時間を使うかによって年収が⼤きく違う」(東京⼥⼦医科⼤学病院、医師・男性)
「⼤学そのものの基本給は⾼くないが、外勤が解禁となる3年⽬以降は確実に1000万円前後に到達するのではないか。⼤学病院としては平均的」(⾃治医科⼤学、女性・医師)

(福田和郎)

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