2020年 11月 26日 (木)

【どこゆく子育て】「しつけ」と「体罰」の境界線、判然とせず 本当に議論は出尽くしたのか!?(鷲尾香一)

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叩かれた人の痛み、子どもにどう伝える?

   さて、いかがであろうか。さまざまな反論があるのではないだろうか。たとえば50歳代の女性は、「悪いことを、身をもって覚えさせる」という行為は、子どもが暴力を学ぶきっかけになるとしているが、

「叩かれた人の痛みを言葉で伝えるのは難しい。幼児に対して、叩いてはいけないという言葉だけでわからせることはできない。軽く手の甲をツネルといった行為は体罰ではなく、必要なしつけではないか」

とSNS上で反論している。

   確かに、「悪いことを、身をもって覚えさせる」という行為が、一概に子どもが暴力を学ぶきっかけになるとは言えないだろう。しつけには、親の考え方が強く反映される。また、地域性や民族性といったものの反映されているだろう。

   もちろん、「しつけ」の名の下に行われる「体罰」は決して許されるものではない。だが、親の考え方や家庭における教育方針といった点にも配慮が必要なのではないだろうか。「しつけ」について、すべての親を一つの考え方で統一するのはかなり無理があるような気がする。

   この「しつけ」と「体罰」の問題は、もっと多くの、さまざまな意見を交わして考え方を深めていく必要があるのではないだろうか。(鷲尾香一)

鷲尾香一(わしお・きょういち)
鷲尾香一(わしお・こういち)
経済ジャーナリスト
元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで、さまざまな分野で取材。執筆活動を行っている。
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