2020年 3月 29日 (日)

相手との距離感誤ると「地雷」を踏むかも 身に付けよう大人の危機管理術

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人間関係をデザインする

   地雷を踏まないための著者の提案は「『人間関係をあらかじめデザインしてから始める』という視点を持つこと」。自然界で、弱い動物が強い動物との距離を、常に一定に保つように、あるいは強い動物同士がマーキングにより縄張りを主張し衝突を防いでいるように――という。

   仕事で出会った人ならまず、その相手との距離感を定める必要がある。ビジネス上の比率、プライベートの比率をイメージして考えるよう、次のような例が示される。

A 仕事みの関係で、それ以上でも以下でもない
B 基本的には仕事上の関係だが、少し私生活のでも結びつきあり
C 仕事上の関係だが、私生活でも強い結びつきがあり、信頼関係あり

   これらに、さらにそれぞれ付き合いの濃さのレベル付けなどをするのだが、あくまで自分側のデザイン案であって、相手側の反応をみて微調整を施す。著者によれば、この提案に対して「そんなことは誰もが無意識にやっているのでは?」という反応がしばしばあるが、そうではないという。

   多くの人がやっていると思っている距離感の設定は、それぞれが持つ習性に影響されたもの。自らの習性について人はほとんど疑いを持たず、社会の常識的なことだと思ってしまう。

   だが、じつは非常に主観的で、それにより設定された距離感は必ずしも相手にとって受け容れられるものではないことがある。すべてではないが、一部のハラスメントはこのことに起因するだろう。

   本書では、夫婦間、親子間、借金相手との間、上司との間などについて、どうデザインしたらよいかを具体的にアドバイス。これら「人間関係」のほか、エリートとされる人たちの危機回避術、警察が関係するようなトラブルの対処法、近年さまざまに取りざたされる「謝罪」についても具体例を挙げて、「地雷を避ける」やり方を紹介している。

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「地雷を踏むな-大人のための危機突破術」
田中優介著
新潮社
税別720円

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