2020年 3月 30日 (月)

バリキャリの彼女に仕事がデキる恋ガタキ 裏テーマは「クズ男」のズタぼろなプライド?(生野あん子)

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   吉高由里子さん主演の「知らなくていいコト」の最終回が、視聴率10.6%と好調でした。吉高演じる主人公、真壁ケイトが所属する「週刊イースト」は、発行部数日本一の週刊誌。「文春砲」ならぬ「イースト砲」を連発し、社会に影響を与えるジャーナリズムの先鋒です。その中で、ケイトは32歳にしてコネをあやつる人脈力、上司と部下から信頼される人間力、感動を与える文章力を兼ね備えたエース記者なのです。

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仕事のできない年下彼氏が「クズすぎる」と話題に

   物語の肝は、ケイトの知られざる過去が暴かれていくところにあるのですが、多くの視聴者が「何だ、こいつ!?」と注目してしまうのは、ケイトの彼氏「野中春樹」(重岡大毅)です。

   野中はケイトの後輩で、新入社員の頃から交際。ベビーフェイスの可愛い男子という設定ですが、スクープを連発するケイトに比べて、今ひとつパッとしません。そんな野中が、物語が進むにつれ、だんだんとコンプレックスをこじらせていくさまが、「クズすぎる」と話題になっているのです。

   ネットでは、

「野中、クズすぎ!うざい!」
「物語に1人だけガキが混じってる感じ」

   などの感想が飛び交っていますが、それもそのはず。野中は第1話で、「父親が殺人犯かもしれない」というケイトの過去を知り、怖気づいて「あなたとは結婚できません」と発言。そこから、ケイトの元カレでカメラマンの尾高由一郎(柄本佑)が、ケイトの過去を知りながら交際していたことを知り、「自分は怖気づいたのに、尾高は堂々としていた」ことへのコンプレックスも募らせます。

   さらに編集部に信頼され、逆境のなかでも前向きに仕事をこなすケイトに対し、いてもいなくても変わらない自分にモヤモヤする野中。そのモヤモヤを晴らすかのように、彼女の過去をライバル誌に暴露(!)して、大迷惑をかけてしまいます。

   彼女を社会的に追い込むことで、少しでも優位に立とうとしたのか、それとも考えなしに「むしゃくしゃしてやった」のか。他にも野中のクズエピソードは枚挙に暇がなく、デキる彼女へのコンプレックスにさいなまれた『小物男』の切ない物語になっているのです。

   そんな野中のクズっぷりが「逆にクセになる」「笑える!」と、おもしろがる視聴者もまた多いようなのです。

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生野あん子(しょうの・あんこ)
30歳代の会社員。映画、小説、ドラマなど、どんなコンテンツにもつい、社会的背景を思い描いて批評しようとする精神性の持ち主。
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