2020年 10月 22日 (木)

【尾藤克之のオススメ】言いたいことを言えなくて悔しい思いをした人にピッタリな文章術

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   あなたは、言いたいことを言えなくて悔しい思いをしたことがありませんか?

   相手から「ナメられている」「軽んじられている」と思ったことはありませんか?

   この本は、「言いたいことが言えない気弱さん」が、「文章で相手のYESを勝ち取る方法」を、「臆病ネコ」が教えてくれるといった内容です。さらに紹介されているケースは、すべて学術論文などのエビデンスの結果に紐づいています。

   トークやおしゃべりは個人に依存します。しかし、書き言葉は書き手のキャラクターに依存しません。つまり、文章だけで相手を動かすことできると、著者の川上さんは指摘します。

   知らない間に人を誘導していくような、気弱さんにぴったりの文章術とはどのようなものでしょうか――。

「臆病ネコの文章教室」(川上徹也著)SBクリエイティブ
  • ポストイットをうまく使って……
    ポストイットをうまく使って……
  • ポストイットをうまく使って……

「ポストイット」を使えば快くOKをもらえる!?

   仕事では、ほんのささいな「ひと手間」が大きな効果を生み出すことがあります。サム・ヒューストン州立大学のランディ・ガーナーは、誰かに何かを依頼するときポストイットに手書きで感謝のメッセージを書くだけで、大きな効果をあげることを実験で証明しました。

   この実験は、学内の教授たちに対し、退屈で煩雑なアンケートを次の3つのパターンでお願いするというものでした。アンケートの内容はすべて共通です。

<グループ1> 印刷された依頼文とアンケート用紙のみで依頼
<クループ2> 印刷の依頼文の右上に、「少しお時間をいただきますが、アンケートにご協力ください。感謝します!」と手書きで書いて依頼
<グループ3> 印刷の依頼文+アンケート用紙にポストイットを貼り、2と同じ文章を手書きで書いて依頼

   さて、回収率にどれだけ変化があったでしょう? 答えは次のとおりでした。

<グループ1>→ 教授たちの36%がアンケートを提出
<クループ2> → 教授たちの48%がアンケートを提出
<グループ3> → 教授たちの78%がアンケートを提出

   ポストイットに手書きでお願いや感謝のメッセージを書くだけで、なんと倍以上の回収率になったのです。依頼文に手書きで同じ文章を書いても、約10%しか回収率が増えなかったことと比べると、驚くべき効果ではないでしょうか。

   付箋を貼って、たったひと言書くだけ!

   ポストイット効果恐るべし、ちなみに<グループ3>の依頼については、回収率が高いだけでなく、より早く、詳しく丁寧な回答がなされたという副次的な効果も見られました。

<参考文献>
Hogan.K (2015) The Surprising Persuasiveness of a Sticky Note. Harvard Business Review
Garner.R(2005) Post-It Note Persuasion:A Sticky Influence. Journal of Consumer Psychology, 15(3), 230-237

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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