2024年 4月 26日 (金)

やるべきことを先延ばし ぐずぐずなアナタは、まずノートを1冊用意すべし!

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「いつもやるべきことを先延ばしにしてしまう」
「やりたいと思っても、結局行動できない」
「やると決めたことが長続きしない」
「期限ギリギリにならないと動き出せない」

   ぐずぐずしていることを繰り返し反省しながら、なおそれを改められない人が多い。

   行動には「慣性の法則」が働くので、一度動き出せば勢いがつくという。だが、本書「結局、すべてを手に入れる『すぐやる!』ノート」によると、じつは行動を起こすにはもう一つの問題があって、それは行動しようと思っているときに、行動できなくなるストッパーがあることだ。

   「『すぐやる人』になるためには、『行動の慣性の法則』を利用しながら、『動のストッパー』を外す必要がある」。そのための一番の方法がノートを活用することなのだ。

「結局、すべてを手に入れる『すぐやる!』ノート」(藤由達藏著)青春出版社
  • 何事も「すぐやる」習慣を身につけることが大切
    何事も「すぐやる」習慣を身につけることが大切
  • 何事も「すぐやる」習慣を身につけることが大切

ノートに託したセルフコーチングの方法

   本書で紹介されるのはメンタルコーチングを応用したノート術。コーチングは自発的行動を促すコミュニケーションの方法のことで、コーチの役割をノートに託したセルフコーチングの方法を説いている。

   コーチングは1990年代に入って米国で広まり、2000年代に入って日本でも普及するようになった。個人の成長から組織の発展が期待されるとして、企業の管理職や経営者らの研修に導入される例が多かったが、近年は人材開発や組織開発の手法として広まっている。

   著者の藤由達藏さんは、コーチングなどを行う会社の代表取締役。「ライフ&ビジネスコーチ」を名乗り、経営者や起業家らビジネスパーソンから、作家などのエンターテインメント系の関係者らなど、幅広い層にコーチングを提供している。

   2015年7月に出版した初の著作「結局、『すぐやる人』がすべてを手に入れる」は、文庫版を合わせると45万部を超えるベストセラーに。それでも、なお「すぐやる」ことができないという声に応え、「どうしても行動できないという人のために書いた」というのが本書だ。

「書くことで見えてくる」を具体的に解説

   実際のコーチングでは、「傾聴のプロ」というコーチが、相手の「感情と思考を、まるごと受け止め」コミュニケーションを進めていく。まるごと受け止めるというのは、その内容や意見に同意するという意味ではなく、肯定的に受け止めるということ。

   人の内側にはいくつもの思考や感情があり、ネガティブやポジティブの両面が同時に存在する。「やりたい」「できるかもしれない」「できない」「無理」などが交互に浮上しては消える。そして、人は行動できなくなるという。

   こうした人に対してコーチがいれば、葛藤しているさまざまな気持ちをしっかり受け止め、客観的な視点から気づきを与えられる。気持ちを吐露した人は、受け止められたことで、本当はどうしたいのかが整理されていき、行動しやすくなる。ノートに書くことで、これと同じ効果が起こるというのだ。

「ノートはあなたが何を書きつけても口答えせず、受けて止めてくれる。これは優秀なコーチに傾聴されているのと同じ効果をもたらす」

   書くことで見えてくる――という指摘は、これまでにもないことはなかったが、何を具体的にどう書けばいいのかという解説や教えは、ほとんどなかった。本書では具体的な例を数多く挙げ、それぞれを詳しく解説。ノートの使い方も付箋を利用するなど立体的だ。


   たとえば、「明日までに企画書の提出を求められたが、やる気が出ない」という課題で書き出してみる。「現在」は「疲れている」「徹夜は避けたい」と考えているから、やる気が出ない。 では、どうなったら、やる気がでてくるのか――。

   やる気は、おそらくワクワクや楽しいさ、希望につながることなのだろう。仕事終わりのビールとか。そう考えると、目の前の企画書づくりもやる気が湧いてこないだろうか。

   もちろん、そう短絡的なプロセスでないが、慣性に乗ることや「ストッパー外し」は、こうした単純なことをノートに書くだけで実現できると説く。「やる気」がなかなか出ない人は、試してみる価値はありそうだ。

「結局、すべてを手に入れる『すぐやる!』ノート」
藤由達藏著
青春出版社
税別1360円

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