2020年 8月 4日 (火)

「コロナが終息したら、日本へ半額で行ける!」 世界が「歓喜」したはずがデマ認定でがっかり(井津川倫子)

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アベノマスクの国ならやりかねない?「半額旅行キャンペーン」

   この「半額旅行キャンペーン」報道にあわてたのが日本政府です。「Go to トラベルキャンペーン」は、あくまでも日本国内の需要を喚起するもので、海外からの旅行客は対象外。どうやら、米国の情報紙が日本国内向けの報道を「海外観光客も対象」と「誤読」して報じたことが発端だったようですが、日本の観光庁は「事実誤認」だと周知して「火消し」を図りました。

Japan announces new plan to boost domestic tourism - but foreigners will still have to pay their way
(日本は、国内観光を勢いづけるために新しい計画を発表したが、外国人は費用を負担しなければいけない:英紙デイリーメイル)

   観光庁は、一部で報道されている内容が事実と違うと指摘し、「日本国内での旅行需要喚起のため、日本国内居住者を想定し、日本国内における宿泊旅行の費用等を支援するキャンペーン」だと説明しています。

   「日本人の、日本人による、日本人のための(キャンペーン)」という、まるで米国のリンカーン元大統領の名言を彷彿させる「火消しコメント」ですが、英国の高級紙をはじめとする各国の主要メディアが相次いで「日本への半額旅行は誤認だった」と「デマ認定」したのですから驚きです。 「半額補助」の「ウワサ」は真実だと受け止められていて、かなり広範囲に広がっていたことがうかがえます。

   本気で日本を訪れたいと期待していた人がどれほどいたのかは疑問ですが、常識では考えられない「旅費半額補助」政策を打ち出すと、当たり前のように受け止められていたことに驚きを感じ得ません。

   布マスク2枚のアベノマスクや、星野源さんの動画に便乗したアベノ動画といった安倍政権の「奇策」は、海外でもすっかり有名になってしまいました。残念なことに、「アベノマスクの国だからどんな奇策をやっても驚かない」と、世界中で認定されているのかもしれません。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、英紙デイリーメイルの見出しから「boost」(押し上げる、景気づける)を取り上げます。ビジネスの場面でもよく使われる単語です。

   人や商品を集中的に宣伝したり、販売促進をしたりする時のフレーズです。

The company is boosting its new product
(会社は新製品を積極的に宣伝している)

   士気や気力を高める時にも使います。

It boosted his spirits
(彼はそれで元気になった)

   物理的に、人や物を持ち上げる時の使い方です。

I will boost you over the fence
(私があなたを持ち上げて、塀を越えさせるよ)

   緊急事態宣言が解除されたものの、各地で感染や新たなクラスターの発生が報告されて第2波への警戒感が高まっています。私たちの気力や経済活動を「boost」するのは、「Go to travelキャンペーン」のような「奇策」よりも、検査態勢の整備や医療現場の安定といった地に足が付いた対策ではないでしょうか。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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