【馬医金満のマネー通信】「新しい生活様式」時代の生き残り？ 閉店ラッシュの外食業に活路はあるのか！

   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   先日、久しぶりに居酒屋に行きました。ソーシャルディスタンスを確保するための「3密」回避を、かなり徹底していました。

   なので、今回は外食業界の近況をみてみました。

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  苦戦する外食チェーンを横目に街の飲食店の客足は……

緊急事態宣言は解除されたけど......

   政府の緊急事態宣言は、2020年5月25日に全都道府県で解除されたものの、客足の戻りは緩やかなままで、外食業界では過去に例がないほどの閉店ラッシュが起きています。

   居酒屋チェーンのワタミは、「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」を中心に2020年内に約65店舗を閉店する方針です。同社の発表によると、一時休業の影響でワタミの国内外食事業における既存店売上高は、4月は前年同月比で92.5％減、5月も同92.8％減と10分の1以下にまで落ち込んでいます。

   ワタミは新業態説明会で、「居酒屋業態の売り上げは減少する見通しだが、5月にオープンした焼き肉の新業態やテイクアウト、デリバリー、宅食事業が成長して補う」と説明していますが、実際にうまくいくかどうかは疑問符が付きそうです。

   また他社に目を向けてみると、ロイヤルホールディングスは天丼チェーンの「天丼てんや」など、不採算の約70店舗を2021年12月までに閉店。九州を地盤とするファミリーレストランチェーンの「ジョイフル」も、直営店の3割にあたる約200店を7月以降に閉店していくと発表しています。