2024年 5月 4日 (土)

【襲来!新型コロナウイルス】「お盆帰省の自粛」西村大臣VS菅官房長官のお粗末すぎるバトルにネット民「もういい加減にしろ!」(1)

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   新型コロナウイルスの感染拡大が全国に広がるなか、お盆の期間中の帰省をめぐり、政府内の対立が表面化した。

   新型コロナ対策の担当大臣である西村康稔経済産業相が「地方の高齢者に感染が拡大する心配がある。帰省は慎重に」と呼びかけると、菅義偉官房長官が「帰省の自粛を求めているわけではない」と真っ向から否定したのだ。

いったい、どうなっているのか。全国の知事の中には「自粛」を要請する人も多い。ネット民からも怒りの声があがっている。
  • 「帰省は慎重に」という西村康稔経済産業担当相
    「帰省は慎重に」という西村康稔経済産業担当相
  • 「帰省は慎重に」という西村康稔経済産業担当相

結局最後は2人とも「専門家の意見を聞いて...」

   2020年8月4日付の主要メディアの報道を総合すると、「お盆の帰省」をめぐる西村康稔経済産業担当大臣と、菅義偉官房長官との「政府内バトル」はこのように起こった。

   西村経産相は8月2日午後、記者団から「お盆の帰省は都道府県境をまたぐことになるが」と聞かれると、

「家族で田舎に行って高齢者と同じ環境で食事をすると、無症状の若い人や子どもから高齢者へと感染が広がる可能性があるので、十分注意しなければいけない。慎重に考えないといけないのではないか。今週にも政府の分科会を開き、帰省の際の注意点などについて専門家に意見を求めたい」

と答えたのだった。

   これにムカッときたのが菅官房長官だった。翌8月3日午前の会見で、記者団から「西村大臣は県境をまたぐ帰省に慎重な意見を述べたが」と聞かれると、突き放すようにこう述べた。

「国として帰省の自粛を一律に求める考えはない。(西村大臣の発言は)帰省を制限するとかしないとか方向性を申し上げたものではない。帰省に関する注意事項について専門家のご意見を伺う旨を申し上げたものだ」

   つまり、菅官房長官は、帰省はどんどんやっても構わないというのだ。2人の見解の食い違いについて改めて3日午後、記者団から聞かれた西村経産相は一歩も引かなかった。

「家族で帰省しておじいちゃん、おばあちゃんと会う、あるいは一緒に観光地へ行くとなると、また事情が変わってきます」

と改めて、高齢者は重症化するリスクが高いことを強調したうえで、

「週内に専門家の意見を聞いて、帰省のあり方について政府方針をお示したいと考えている」

と語ったのだった。

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