2020年 9月 24日 (木)

【日韓経済戦争】「安倍首相吐血!?」日本の新聞は地味なのに韓国紙は大ハシャギ この機に乗じ攻勢をかける文大統領に安倍首相が打った勝負手

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   元徴用工裁判の被告、日本企業の資産の現金化をめぐり、日韓関係が一触即発の状況の中で、安倍晋三首相の「健康不安」問題が急浮上した。写真週刊誌「フラッシュ」が「安倍首相が執務室で吐血した」と報じたのだ。

   菅義偉官房長官が「まったく問題はない」と即座に否定。日本メディアもベタ記事扱いだったが、韓国紙の紙面はまるで安倍首相が重病になったかのように大きく踊った。

   それに乗じるかのように、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が強気の攻勢をかけている。いったいどうなるのか。韓国紙で読み解くと――。

  • 韓国で大々的に「健康不安」が報じられている安倍晋三首相
    韓国で大々的に「健康不安」が報じられている安倍晋三首相
  • 韓国で大々的に「健康不安」が報じられている安倍晋三首相

「執務室で吐血した安倍首相」と決めつける朝鮮日報

安倍首相「吐血説」を報じる中央日報(2020年8月5日付)
安倍首相「吐血説」を報じる中央日報(2020年8月5日付)
「永田町を奔(はし)る安倍晋三首相『7月6日吐血情報』『改憲を... 私にはもう時間がない』」

というショッキングな見出しで報じたのは2020年8月4日発売の写真週刊誌「フラッシュ」だ。しかし、記事を読んでも冒頭に、

「〈安倍総理が、7月6日に首相執務室で吐血した――〉いま、永田町でこんな情報が奔(はし)っている」

とあるものの、あとは安倍首相の持病である潰瘍(かいよう)性大腸炎の説明や、新聞各紙の首相動静欄から引用した7月中の安倍首相の動きをあれこれ書いているだけで、首相周辺の人物の証言など具体的な情報には乏しい。

   とはいえ、政界にショックを与えたのは確かだった。8月4日、菅義偉官房長官は記者団から「フラッシュ」の報道に関連して、「首相は最近、自宅に直帰することが多いが...」と聞かれると、笑みを浮かべながらこう答えた。

「私は連日お会いしていますが、総理は淡々と職務に専念しており、まったく問題ないと思っております」

   官房長官が「健康不安」を真っ向から否定したため、日本の新聞各紙は朝日新聞(8月5日付)が「首相の健康不安説否定」、毎日新聞(同)が「安倍首相の体調『まったく問題ない』菅氏が強調」といった見出しで報じるなど、ほとんどがベタ記事の地味な扱いだった。

   ところが、韓国紙は軒並みトップ級の扱いで大々的に報道した。最大の発行部数を誇る朝鮮日報(8月5日付)は「執務室で吐血した安倍首相」と、見出しからして「吐血した」と決めつけて、こう伝えた。

「日本の安倍晋三首相に健康異常説が取りざたされている。菅義偉官房長官は4日の定例記者会見で、『まったく問題ないと思っている』と答えた。しかし、時事通信は『永田町では新型コロナへの対応が長期化し、豪雨災害も重なったため『首相が疲れている』との観測が出ている』と報道していた。日本経済新聞も2日、安倍首相について『表情には疲れもにじむ』と伝えていた」

   つまり、日本のメディアは「フラッシュ」が報道する以前から、安倍首相の体調が思わしくないようだという観測記事を流していたというのだ。

   朝鮮日報はそのうえで、こう続ける。

「しかも、『フラッシュ』の報道は安倍首相の健康異常説を拡散させている。安倍首相が7月、官邸で吐血したと報道したものだ。菅官房長官はこの報道を否定しなかった。安倍首相は、6月の通常国会閉会以降、記者会見をほとんどせず、テレビカメラの前に立つことを避けていたため、健康に異常があるではないかという見方が取りざたされていた。安倍首相は第1次政権末期にも潰瘍性大腸炎が悪化し、電撃的に退陣した前歴がある。官邸事情に詳しい消息筋は『安倍首相が最近疲れを見せているのは官邸の全関係者が知っている。新型コロナ政策の相次ぐ失敗や、支持率急落が影響を及ぼした可能性がある』と語った」

   発行部数2位の中央日報(8月5日付)も「安倍首相、官邸で吐血? 日本週刊誌が火をつけた健康異常説」という見出しで、こう報じた。

「安倍首相の健康異常説が駆け巡っていることを受け、日本政府が『首相の健康には問題がない』という立場を明らかにした。(しかし)安倍首相は国会閉会翌日である6月18日以降記者会見を開かず、1か月以上引きこもったため、『体調が悪いのではないか』といううわさが立っていた。日本の新聞に毎日公開される『総理の一日』では退勤後直ちに私邸に戻ることが多く、このような疑問を拡大した」

   そして、中央日報も安倍首相の持病の説明を長々と記述して、「持病の悪化」を強く打ち出している。

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