2020年 9月 21日 (月)

スポーツ関連書の品揃えは折り紙つき! 人々はきょうも「歴史」を求めて訪れる(Vol.14 「ビブリオ」)

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   すずらん通りの一本裏手に入った場所の緑の看板が目印だ。角に面したガラス戸からは、本で埋め尽くされた店内が見える。

   足を踏み入れると、さまざまなスポーツに関する本や資料、サイン色紙やサインボール、ファイルで保護された肉筆原稿などが迫り来るようにぎっしりと積まれている。

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緑色の看板が目印の「古書 ビブリオ」
緑色の看板が目印の「古書 ビブリオ」

ネット通販で気づいたスポーツ本の需要

   身体を横にして、そろりそろりと足を進める。主に野球関連の書物が多いが、ラグビーや相撲、バレーボールやサッカーなどの品揃えも充実している。多くの、これでもか! というぐらいスポーツの本にこだわり、焦点を当てた古書店は世界でも珍しい。

   朗らかで親しみやすい雰囲気の店主小野祥之さんは「ビブリオ はよく野球専門店と思われるけれど、スポーツと肉筆ものをメインでやっています」と話す。小野さんは古書組合の副事業部長を務めビブリオの店主として野球関連のイベントの主催や本の出版など、さまざまな活動をしているパッションに満ちた人である。

   本好きな小野さんは、大学院生時代に古本屋でアルバイトをしていた。

「軽い気持ちで入ったんです」

   本人は飄々と語るが、それからの経歴は一本道を真っ直ぐに貫かれているように感じる。靖国通りに面した老舗の玉英堂書店で修行を積み、その後独立。代々木、渋谷に店を構える。

   1990年代後半、まだインターネットでの古書販売が一般的でなかった当時から、通信販売を積極的に取り入れ、活用したところ想像以上の反響があり、スポーツの本の需要に気づいたそうだ。それは「ビブリオ」の主なジャンルのうちの一つを生み出す大きなきっかけとなった。神保町にリニューアルオープンしたのは2005年12月のことだ。

迫り来る本の山
迫り来る本の山
「今は純粋な『本』だけを扱っているわけではないですね、『歴史』を売っている仕事だと思っています。おもしろい歴史資料が手に入ったときはワクワクしますし、お客さんの手に渡るときには喜びを感じます」(小野さん)
なかざわ とも
なかざわ とも
イラストレーター
2016年3月学習院大学文学部卒。セツモードセミナーを経て桑沢デザイン研究所に入学、18年3月卒業。趣味は、宝塚歌劇団、落語、深夜ラジオ、旅行。学生時代より神保町に惹かれ、現在フリーペーパー「おさんぽ神保町」の表紙や本文のイラストを手掛けている。 1994年、東京都生まれ。
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