「世帯年収2000万円」超の人々はリッチだが意外に生活は質素!「服はメルカリ、外食はすき家」(2)

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   お金持ちって、どんな生活をしているのだろうか?

   たとえば、世帯の年収が2000万円を超える人々が住んでいる家、クルマ、貯金の額、趣味、どこに旅行に行くのだろうか......とか。

   そんなリッチな人々が、お互いに情報を交換しているサイトがある。そこをのぞいて浮かびあがるリアルな姿とは――。

  • タワーマンションに部屋を持っている人も(写真はイメージ)
    タワーマンションに部屋を持っている人も(写真はイメージ)
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クルマはランボルギーニ、アヴェンタドールS、フェラーリ458

高級外車を経費で買える人も(写真はイメージ)
高級外車を経費で買える人も(写真はイメージ)

   もちろん一方で、かなりゴージャスな生活を謳歌している人も少なくない。こんな案配だ。

「世帯年収3800万円。会社経営で夫婦とも役員報酬:夫(36歳)2400万円、妻(34歳)1400万円、子どもなし。戸建1億5000万円(一部法人事務所)。貯蓄3500万円。車:ランボルギーニ、アヴェンタドールS、フェラーリ458、ジープ・ラングラー。生活感:特に気を付けて節約などしない。年収150万円から起業して今に至るので、クルマと家以外の生活水準はあまり変わらず、たまに外食する以外ほぼ自炊。時計は資産価値も考え、デイトナ3本、パテック1本、ウブロ1本。ビジネスクラスで旅行。ほぼマイルで賄い、ホテル代だけかける。子どもがいたら生活はかなり違うだろう。車も基本リセールがバカ高く、実際の価格としては売却差額なので、レクサス新車より安い」

   こうした贅沢三昧に見える生活を送っている人々は、経費を会社や法人持ちで落としている人が非常に多いのが特徴だ。たとえば、こうだ。

「世帯年収3000万円:夫(40代・開業医)2500万円、妻(40代・専従者事務長)500万円、子供2人(公立小中学生)。自宅マンション5500万円。開業資金借金6000万円。貯蓄:夫1500万円、妻・詳細不明。車:北欧車400万円台。生活感:小遣いは月3万円。服はユニクロ他こだわりなし、靴はランニングシューズ。家族で2万程度の外食月2回。地味なもの。パソコンだけがカネのかかる趣味だが、全部経費で落とせる」
「薬局経営:世帯年収2500万円。夫(38歳)妻(33歳)。子ども未就学児。戸建3500万円。貯蓄1600万円。車BMWX-3、アテンザ。生活感:創業2年目でやっとカネに余裕が。まだまだ家、会社の借金などがあり、そちらも返しつつ贅沢もしていきたい。妻子がいるが、まだまだ遊びたいのでBMWを経費650万円で購入。後は時計とか女とかほどほどに遊んでいきたい。なるべく経費を使うように心がけたい」
「職種違う会社を複数経営、世帯年収:夫(35歳)1700万円、妻(35歳)800万円。その他、毎年法人へ貸し付け返済分として500万円~1000万円の収入あり。また会社経費を毎月100万円弱使用できる。子ども3人。マンション5500万円。貯蓄夫2500万円。車:ベンツ、ミニバン合わせて2000万円(会社経費)。生活感:服代で年間300万円~500万円。旅行は国内外年5回くらい。毎年1000万円~1500万円を投資や小規模なお店出しに。失敗したりトントンだったり、浪費激しくなかなか貯まらない。そろそろ頑張って1億円貯めようと心に決める」
「私も都心のマンションに住んでいますが、車がなくてもまったく困りません。単に車を移動の手段と割りきれば、タクシーのほうがはるかに身軽です。少し郊外に出るときには、ハイヤーを使う人もいますよ。私もサラリーマン時代を振り返ると、年収1000万円くらいからは見栄や達成感で車にお金をかけましたが、2000万円を超えるとふだんの生活に派手さは求めず、教育や健康にお金をかける人が相対的に多い気がします。また、派手な部分(交際費や車購入費)は経費が使えるようになる人が増えます。会社を持っている人の経費の使い方を見て、サラリーマンが同じことをやろうとは決して思わないことです」

   派手な車を買うより、ハイヤーを使って経費で落とせばいいではないか、というわけだ。こういう人たちは表面上、地味な生活に見えるようだ。

さらなる資産を増やすためにエールと情報交換

   さて、こうしたリッチな人々は、お互いにさらに資産をどう増やすかという情報とエールの交換にも余念がない。こういったふうに――。

「10年前からアパート経営を始めたサラリーマン大家です。不動産融資が止まってしまい、資格を取って始めたネットワーク工事等で経費率をあげて、毎年所得税還付をとりつつ 今後は今の物件の売却のタイミング見つつ、民泊や個人事業を拡大して早く定年を迎えたいところ。子どもが大学を出るまで10年先はどうなるのだろうか」
「郊外や別荘地はコロナで不動産バブル来るかもですね。現在の住居の近くで50坪の広めの土地を探していますが、コロナ以降、土地の売り出しはめっきり減って、逆に需要が増えているらしく、最近不動産屋への物件の問い合わせが急増しているようですよ」
「不動産役員です。さすが皆さん年収の割に貯金が凄いですね。私は額面3500万円で手取り2000万円程度なので月50万円たまりませんよ。やはり額面5000万円超えないと贅沢できませんね。という現実の中で、サラリーマン役員が資産を増やすには株か不動産。ローリスク・ローリターンはやはり不動産かな。あと老後住む家をお持ちでない方は、現役中に自宅を買われたほうがいいですよ」
「住居以外にタワマンとかマンションを所持されている方が多いと思いですが、メリットはなんですか? キャッシュもある程度は持っておきたいし、価格下落リスクが怖くて不動産投資に手が出せずにいます。銀行はしょっちゅう融資の話を持ってくるのですが......」
「夫婦とも20代で世帯年収 2300万円です。みなさん、20代のうちの資産形成はどう進めていますか? 今年から現金貯蓄に加え細々と金融商品の購入を始めましたが、NISA枠内で踏みとどまっており、このままだとかなりローペースになりそうです」
「私たちは華僑で、10年前に中国で不動産を2件購入、15倍に膨れ上がって今は2億数千万円超えて、2億円ほどで売り出したいと思っています。もっと買っておけばよかったと後悔しています。あまり貯金ができない人たちなので、財テク勉強中。移住先は、子供の教育を考え、シンガポールまたはドイツあたりを見ています。何かアドバイス下さい」
「私と夫は40歳代で世帯年収2700万円。2人とも医師。子供は未就学児2人。資産1億6000万円、ローンなし。経費合わせて1億6000万円のマンションを頭金9000万円(自己資金8000万円、贈与1000万円)ローン7000万円で購入し、8000万円(主に投資信託)を温存しようかと思っています。無謀な計画でないか知りたいのですが、いかがでしょうか?」

   ......。

   お金はあってもなくても悩みと心配が尽きないようだ。そういえば、NHKの大ヒット経済ドラマ「ハゲタカ」(2007年)のキャッチコピーはこうだった。

「人生の悲劇は二つしかない。 ひとつは金のない悲劇。そしてもうひとつは金のある悲劇」

(福田和郎)

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