2020年 9月 26日 (土)

「職務放棄」の安倍首相に海外メディアがキツイ一発! ドヤ顔で自慢した「日本モデル」は何だったの?(井津川倫子)

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   「新型コロナウイルスは夏に弱い」「夏は感染力が弱まる」――。

   そう専門家の方々が「太鼓判」を押していたはずの真夏になっても、新型コロナウイルスの威力は収まる気配がありません。それどころか全国で感染が急速に拡大して、1日あたりの最多記録を更新する勢いです。

   そんななか、安倍晋三首相の存在感が「消えた!」と、海外でも話題になっています。「わずか1か月半でコロナをほぼ収束」させて「日本モデルの力を示した」とドヤ顔で会見したのが5月25日。複数のメディアが「安倍首相は『AWOL』だ!」と報じていますが、果たして、「AWOL」とは、どんな意味なのでしょうか。

  • 「AWOL」な安倍首相に海外メディアもあきれ顔だ
    「AWOL」な安倍首相に海外メディアもあきれ顔だ
  • 「AWOL」な安倍首相に海外メディアもあきれ顔だ

日本では「4ない」、海外では「AWOL」のダメっぷり

   新型コロナウイルスの「感染第2波」が全国に広がるなか、国のリーダーであるはずの安倍晋三首相は「表舞台」から姿を消し、「臨時国会を開かない」「閉会中審査に出ない」「記者会見しない」の「3ない」だとメディアで批判されています。なかには、「やる気がない」を加えて「4ない」だとする見解も。

   発言力の低下に比例するように支持率も急降下中で、岩盤支持層が多いはずのNHKの世論調査でも安倍内閣を「支持する」と答えた人は34%と、第2次安倍内閣の発足以降で最低の水準となってしまいました(2020年8月8~10日調査)。

   そんな安倍首相の姿勢は、各国首脳と比較しても「異様」に映るのでしょうか。海外メディアが冷たく批判しています。

Shinzo Abe accused of going AWOL as Japan tackles Covid surge
(安倍晋三首相は、日本がコロナウイルスの大波と戦っているなかで「AWOL」と批判されている:英紙ガーディアン)

The prime minister has been AWOL at a moment when bold national leadership has rarely been needed more
(これまでにないほど強いリーダーシップが求められている時に、首相は「AWOL」状態だ:米紙ワシントンポスト)

   さて、この「AWOL」とは、いったいどんな意味なのでしょうか?

   「absence without leave」の略で、「許可がない離脱」、つまり「職務放棄」「無断欠勤」などと訳されます。軍隊用語では、重刑とされる「敵前逃亡」と訳されることもあるようです。ちなみに発音は「エイウオール」です。

   他国の感染状況と比べても、日本の急激な感染拡大は「第2波の到来」を強く印象づけています。ワシントンポスト紙は「Japan could be on the brink of a second wave. Will Shinzo Abe act?」(日本には第2波が迫っている。安倍晋三首相は行動するのか?)と、挑発的な見出しを掲げています。相変わらず「緊張感を持って見守る」と繰り返す安倍首相ですが、見守るだけではなく行動で示すべきだろう、というのが海外メディアの見解です。

「世界に誇る日本モデル」のドヤ顔はどこへ?

   海外メディアが首をかしげるのは、ほんの数か月前には「たった1か月半で感染をほぼ収束させた」とドヤ顔で「日本モデル」を世界にアピールしていた安倍首相が、緊急事態宣言の解除後に感染が拡大しても、沈黙を守っていることでしょう。

PM acclaimed Japan's response as a model for the world, but has been largely silent amid record case rises
(首相は日本の対策は世界のモデルだと主張していたのに、感染数が増える中でほとんど沈黙している:英紙カーディアン)

   さらに、沈黙するだけならまだしも、「Go To トラベルキャンペーン」に代表される景気緩和策や、お盆の時期に公式には帰省自粛を要請しないといった政府の対応も不可解のようです。米ブルームバーグ通信は、「まるでコロナが収束したかのような振る舞いだ」と報じています。

Japan acted like the coronavirus had gone. Now it has spread everywhere
(日本政府は、コロナウイルスが消滅したかのような振る舞いだが、今やそこら中にコロナは広がっている)

   また、ワシントンポスト紙は、コロナ対策が痛烈に批判されているトランプ米大統領につて、「安倍首相より支持率が高い」「安倍首相と違い、記者会見をするなど『沈黙』はしていない」と、「安倍首相よりまし」といった論調で伝えています。

   ともすれば、「沈黙する安倍首相」にも慣れてしまいそうな私たちですが、海外メディアに触れると「そうか、やはり一国のリーダーがコロナ禍で『沈黙』するのは異常なのか」と目が覚めます。

   これからも、できるだけ海外の視点を紹介していこう、と気持ちを新たにした次第です。

   それでは、「今週のニュースな英語」「AWOL」のような「略語」をいくつかご紹介します。

ASAP
as soon as possible(できるだけ早く、至急)の略。

   問い合わせに対する返答や急ぎの作業など、すぐに何かをして欲しい時は「ASAP」を加えます。ただ、上から目線になりがちなので、使い方には気をつけましょう。

Please call me back ASAP
(できるだけ早く折り返しお電話下さい)

Could you make the files for the meeting ASAP?
(会議の資料を至急作ってくれる?)

RSVP
repondez s'il vous plait(ご返信下さい)

   もとはフランス語の略ですが、ビジネスの場面でよく目にします。

   会議の出席を尋ねる文章や、招待状などによく記載されています。私も最初は「何の意味だろう?」とピンとこなかったのですが、同僚のイギリス人に教えてもらいました。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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