2020年 9月 20日 (日)

【どこゆく子育て】子どもの幸福度、日本は世界38か国中20位 コロナ禍でさらに悪化の可能性も(鷲尾香一)

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   ユニセフ(国連児童基金)は、OECD(経済協力開発機構)とEU(欧州連合)に加盟する38か国の「先進国の子どもの幸福度ランキング」を、2020年9月3日に発表した。

   日本の「子どもの幸福度」は総合順位で38か国中20位と低迷している。

  • 日本の「子どもの幸福度」は世界38か国中20位だった
    日本の「子どもの幸福度」は世界38か国中20位だった
  • 日本の「子どもの幸福度」は世界38か国中20位だった

「精神的幸福度」「身体的健康」「スキル」の3分野をランク付け

   ユニセフの「子どもの幸福度」は、精神的幸福度と身体的健康、スキルの3つの分野をランク付けし、総合した順位となっている。

   精神的幸福度は、「15歳時点で生活満足度の高い子どもの割合」と「15~19歳の若者の自殺率」をベースとし、「15歳時点で生活満足度の高い子どもの割合」で、日本は62.2%だった。平均の75.7%を下回り、1位のオランダとは20ポイント以上の差が付いた。

   割合がもっとも低かったのはトルコの53%で、日本は下から2番目という結果だった。

   「15~19歳の若者の自殺率」は2013年~15年の3年間の1万人あたりの自殺者数の平均をベースとしており、日本は7.5人と平均の6.5人を上回った。もっとも自殺者数が少なかったのはギリシャで1.4人だった。

   この結果、精神的幸福度の日本の順位は38か国中37位に甘んじた。

   身体的健康は、「5~14歳の子どもの死亡率」と「過体重または肥満である5~19歳の子どもと若者の割合」がベース。「5~14歳の子どもの死亡率」は1000人あたりの死亡数で日本は0.7人と平均の1.0人を下回っている。最も死亡数が少なかったのは、ルクセンブルグで0.4人だった。

   「過体重または肥満である5~19歳の子どもと若者の割合」では、日本は14.4%と平均の28.9%を大きく下回り、最上位となった。肥満や過体重の子どもたちの割合は近年増加しており、ほぼすべての国でおよそ3人に1人の子どもが、肥満または過体重の状態にある。

   この結果、身体的健康の日本の順位は38か国中1位となった。

鷲尾香一(わしお・きょういち)
鷲尾香一(わしお・こういち)
経済ジャーナリスト
元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで、さまざまな分野で取材。執筆活動を行っている。
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