2021年 4月 21日 (水)

VCが同居するインキュベーションオフィス 日鉄興和不動産とDNXベンチャーズが共同事業

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   オフィスビルや高級賃貸マンション開発で知られる日鉄興和不動産は、日米に拠点を置くベンチャーキャピタル(VC)のDNXベンチャーズと、スタートアップ向けのインキュベーションオフィス事業に乗り出した。

   東京・品川駅東側の複合施設の高層ビル「品川インターシティ」に、専用のコンテンツや設備を持つインキュベーションオフィス「SPROUND(スプラウンド)」を、2020年9月28日に開業。日鉄興和不動産の今泉泰彦社長とDNXベンチャーズの日本代表、倉林陽さん、ノーテルの日本代表、藤澤正太郎さんが、オンライン記者会見で発表した。

   設計や内装は、米国で企業の要望に合わせたオフィス環境を実現する「フレキシブルワークスペース」を提供するビジネスを開拓する、ユニコーン企業(評価額10億ドル以上の非上場、設立10年以内のベンチャー企業)のKnotel(ノーテル)が担当。スタートアップの場合、成長フェーズなどに応じてオフィスの広さや設備をめぐり必要なスペースや機能が変化する。スプラウンドでは、そうしたハード面の悩みを解決するソリューションを備えた。

  • 開業したスプラウンドのエントランス
    開業したスプラウンドのエントランス
  • 開業したスプラウンドのエントランス

品川インターシティ22階、シードB2B招致

   日鉄興和不動産の今泉泰彦社長によると、「SPROUND」の名称は、英語の「sprout(新芽)」と「round(循環)」を合わせた造語で、スタートアップ企業の「成長」と「知の還流」を表現したという。

オンライン会見でスプラウンドについて発表する日鉄興和不動産の今泉社長
オンライン会見でスプラウンドについて発表する日鉄興和不動産の今泉社長

   同社が1998年に竣工した品川駅港南口に直結する品川インターシティ A 棟22階(東京都港区) に設けたスプラウンドは、広さ約1400平方メートル規模で東側は臨海副都心、西側は新宿の高層ビル街が見渡せる。収容人数は最大300人程度で、1社5~6人として50~60社の入居を見込んでいる。

   入居は、DNXベンチャーズが投資の対象にしている、成長フェーズの最も初期である「シード」に属す「B2B」のスタートアップ企業であることが条件。DNXベンチャーズは、スプラウンドを「ディールソーシング」と呼ばれる投資先を見つける機能を託す場にする計画。

   スプラウンド事業に先立ち、日鉄興和不動産はDNXベンチャーズのファンドに投資。DNXベンチャーズは、オフィスを大手町からスプラウンドに移転してインキュベーションオフィス事業への取り組みに本腰を入れている。

リラクゼーションゾーン
リラクゼーションゾーン

「フレキシブルワーキングスペース」日本初登場

   日鉄興和不動産をはじめオフィスビルの大手デベロッパーは、時代に応じた社会や産業界の変化に合わせ、それぞれの本拠とするエリアでスタートアップ企業を集め、米シリコンバレーのような地域づくりを目指している。

   今泉社長は、スプラウンド事業の意義について「品川エリアのさらなる発展」に寄与することを繰り返して強調。品川駅には東海道新幹線の全列車が停車することや、成田、羽田両空港へのアクセスがあることなど国内外を通じて交通の面で、他のエリアの一歩先を行くメリットがあるなど、可能性を秘めていることを指摘した。

   地の利に加えてスタートアップに向けた引力となるのは、VCのDNXベンチャーズが同じスペースに控えていることと、ノーテルによる「フレキシブルワーキングスペース」があることだ。

   ノーテルは入居企業のニーズを詳しくモニター、内装デザイン、家具などの備品についてそれぞれの要望に応じてそろえ、テレワークとオフィスワークの併用など、ウィズコロナ時代にも柔軟に対応、新しい不動産ビジネスを追求して米国で急成長を果たした。同社にとって日本初進出であり、インキュベーションオフィス事業も初の取り組み。「新しいオフィス様式」の実現を目指すという。

ノーテルのモジュールパーティションを使ったスペース作り
ノーテルのモジュールパーティションを使ったスペース作り
打ち合わせなどのためのコラボレーションゾーン
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