2024年 4月 26日 (金)

働く女性の生きづらさに共感の声! うっかりミスで女性が「男性エリート社員」になるドラマのリアリティ度は?(2)

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問い合わせの電話で「男を出せ!」といわれる悔しさ

「祐希の上司の部長が、『女は若いうちが華だ』と、優秀なあやかを『女の子』扱いにしていた。私の会社にも『〇〇は製作可能か?』という問い合わせの電話がかかってきた。素材の性質上無理だったので『不可能です』ですと伝えると、『男を出せ!』とすごい剣幕。隣の上司に代わってもらい、同様に『不可能です』と伝えたら『わりました』だって。同じことしか言っていないのになんで? と上司と2人で首をかしげた。こんなことで女は仕事ができないとか思われたら堪らないよ」
「これは、ミソジニー(男性の女性に対する嫌悪)に対抗するドラマです。スッキリする部分もあったけど、自分のミソジニー的要素に気づいた部長がどう変わっていくかは見たかった。クライマックスの祐希のプレゼンシーンと(自分は女性だという)カミングアウトは女性にグサッと刺さるものあって、涙が止まりませんでした。本当に素敵な作品でした。もはやこんなお話は古いと思われるほどに男尊女卑の風潮が消えればいいなと思います」
女性にとって働きやすいか?(写真はイメージ)
女性にとって働きやすいか?(写真はイメージ)
「まさに履歴書の性別のところに間違って男にチェック入れちゃって受かったところから始まったドラマですね。男だと男なだけで得する、女だと女なだだけで損をする...が前面に出て分かりやすくまとめてくれた。爽快だった。短いけど丁寧に描かれていたから、ぜひ連ドラで見たかった。最近は、履歴書の性別のチェック欄がない会社も出てきた。男、女で固定概念がありすぎる。ドラマでも最後にチェック欄がなくなった終わり方がとてもよかった」

   一方では、こんな「ツッコミ」の声もあったのは確かだ。

「まさに『書類を男にしただけで』地位と名誉を享受した祐希だが、同僚のあやかを通して女性社員が受ける不遇に直面する...... そこがドラマのキモでした。誰よりも本当は仕事ができるのに、男性社員に気を遣って一切自己主張をしない控えめなあやか。そんな彼女を『会社の華』と利用した挙句、30歳になるという理由で『女は若いうちが華だ』と切り捨てる部長。しかしねえ、あやか自身も今どきありえない女性像だし、こんな広告代理店も本当にあったら社会問題になる女性蔑視の会社だと思いますよ」

   また、男性からはこんな意見が。

「今のご時世に沿った作品という感じですが、自分の周りには逆に活躍している女性が多いので、男の私も頑張らないといけないかなと」

(福田和郎)

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