2020年 10月 25日 (日)

働く女性の生きづらさに共感の声! うっかりミスで女性が「男性エリート社員」になるドラマのリアリティ度は?(1)

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   再就職活動でうっかり「男」として採用試験を突破した女性が、大企業でエリート男性社員として活躍するドラマが話題になっている。小芝風花さん主演の社会派ラブコメディー「書類を男にしただけで」(TBS系、2020年10月11日放送)だ。

   大企業に残る「男尊女卑」の実態と女性社員の生きづらさを、たまたま「男」になってしまったヒロインの目を通して、コミカルかつ痛快に描いた。

   ネットでは働く女性たちから、

「私も一度は男として働いてみたくなった」
「ヒロインの差別を訴えるセリフの数々の涙が出た」

などの共感の声が起こっている。

  • 「書類を男にしただけで」(TBSの番組ホームページより)
    「書類を男にしただけで」(TBSの番組ホームページより)
  • 「書類を男にしただけで」(TBSの番組ホームページより)

履歴書の性別で間違って「男性」に......

   「書類を男にしただけで」は、残念ながら単発ドラマだ。ヒロインの祐希(小芝風花さん)は柔道の達人。ドラマの冒頭、会社の上司から「社長の愛人だ」と取引先の前で事実無根の冗談を言われ、セクハラ上司を皆の見ている前で背負い投げにしてクビとなる。その後、転職活動をするも男勝りの性格が災いして連戦連敗、やっと大手広告代理店の最終選考通過にこぎつける。

   しかし、最終面接直前の健康診断で、最終選考まで進んだのはエントリーシートの性別で間違って「男性」にチェックを入れたからとわかる。健康診断を担当する女性医師から、

「この会社は中途採用では男しか採らない。ここで女とわかったら落とされるよ。男を選ぶか、女を選ぶか、すぐ決めなさい!」

とハッパをかけられる。祐希は、

「男になって違う世界を見てみたい。よおし、男で天下をとってやる!」

と、男として働くことを決意した。

   それから1年。「男装姿」の祐希はメキメキ業績を上げ、花形部署の第七制作部に異動する。そこで、男というだけで仕事の面でどれだけいい思いをしているか実感するのだった。

   祐希は女性プランナー・あやか(水沢エレナさん)と出会うが、彼女の立場が女性社員の置かれている状況を表す。あやかは優秀なのに男性のサポート役を担わされ、男性に花を持たせるために、企画のアイデアも表に出さないようにと機転をきかせるのだった。

「女性は会社の華だ。30歳を超えたら使えない」

   祐希は部長からいきなりチーフを任されるが、

「あやかさんのほうが優秀です。彼女にチーフを譲りたいです」

というと、部長は冷たく言い放つ。

「キレイな女性がいると、クライアントが隙を出しやすいから使っている。だが彼女も30歳、女性は若いうちが華だ。彼女も薄々気付いているはず。近々異動させるつもりだ」

   一方、祐希はあやかから悩みの相談を受ける。

「この会社にいてもキャリアを積むことはできない。私の能力を受け入れてくれる会社に転職したい」

というのだ。

   そんななか、祐希はあるIT企業から、

「10億円をどう使ってもいいから、日本中を楽しませる企画を考えてほしい」

というプロジェクトを依頼される。そこで祐希は、IT企業社長を前に驚天動地のプレゼンを行うのだった。

「セクハラ上司に背負い投げをしてクビになった女性がいました。その後、彼女はエントリーシートの性別を男性と間違える凡ミスをして、ある会社に入りました。書類を男にしただけのことなのに、彼女は男の人生を、地位を、名誉を手に入れました。その女性とは私です。一方で、優秀なのに報われない女性がいます」

と、あやかに向かって謝ったのだった。

   そして、「10億円の企画」についてIT社長に、こう提案した。

「IT会社を起こす前に両親が行っていた化粧品事業をもう一度やってみては。男でも女でも両方が仕えるコスメはいかがでしょう。男でもメイクしていい。女でもしたくなければしなくていい。自分らしく楽しむ。それが貴社の理念と一致しているのではないでしょうか」

   IT社長は心を動かされ、祐希は「女性社員」として生きることになった――。

(福田和郎)

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