2020年 10月 25日 (日)

オンライン診療・教育を有望視 投資の魅力いっぱい「エムスリー」を買った(明治大学)【企業分析バトル 第5戦】

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   今月(2020年9月)は菅政権が発足するなど、日本の株式市場にとっては大きなニュースがあった。また米国市場では、投資をしている人ならわかるように、9月は11月の大統領選挙を市場が織り込み始めるのも相まって、調整の月となり、米ニューヨーク株式市場のダウ平均株価やナスダック、S&P500が下げるなど、東京株式市場以外も動きのある月となった。

   国内では、菅政権がデジタル庁を作るという政策を打ち出したことで、私が企業分析バトルで最初に購入した「チェンジ」という会社が注目銘柄として取り上げられていた。しかし購入した後1か月足らずで利益を確定してしまった。今まで保有していたら大きな利益を獲得することができたが、これは結果論であり、誰もあの頃は菅政権が発足してデジタル庁ができるとは思わなかったので、たらればを言うのはやめよう。

  • 25万人の医師が利用する情報メディアを運営するエムスリー(写真はイメージ)
    25万人の医師が利用する情報メディアを運営するエムスリー(写真はイメージ)
  • 25万人の医師が利用する情報メディアを運営するエムスリー(写真はイメージ)

将来性は株価に織り込み済みかも?

   さて、9月は「会社四季報」の秋号が発売された月でもある。今回はここに載っている情報から銘柄を選んでいこうと思う。今回注目したのは、医療従事者向けポータルサイトの運営などの「エムスリー」という会社だ。では、まずこの会社を選ぶきっかけとなった財務情報を見ていく。

(1)営業利益は過去10年以上続伸
(2)自己資本比率 75.7%
(3)ROE(自己資本利益率)  16.3%
(4)ROA(総資産利益率)   9.8%
(5)営業キャッシュフロー   プラス267憶円
(6)投資キャッシュフロー  マイナス498憶円

   上の情報だけを見たら、財務面では申し分なく安全であるといえる。しかし、PBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)がとても割高ではあるので、エムスリーの事業内容や将来性は株価にほとんど織り込み済みである可能性が高く、もしこの企業に今から投資するという方は調整や事業の失敗、決算後の売りが入るというリスクがあるということを念頭に入れながらポジションを持たなければならない。

   次に重要なのは、同業他社との財務面の比較だ。同業他社と比べて、財務面で他社との優位性があれば、これを根拠に投資しても問題はない。

エムスリーと同業他社の比較表(単位:円、%)
エムスリーと同業他社の比較表(単位:円、%)

   上の比較表は、6月に公表された四半期決算をもとに、私が作成したもので、これをみると同業他社に比べて売上高や純利益、資産面では劣っているため、まだまだ規模としては小さな会社である。しかし、ROEやROA、純利益率、自己資本比率をみると、他社に比べて優位性があるので、成長性や安全性に関してはエムスリーが一番高いことがわかる。

   もし、キャピタルゲインを狙って投資をするのであれば、規模の大きい会社は時価総額も大きく株価も上がりにくい傾向にあるため利益を出しにくいが、規模が低く成長性や安全性のある会社は今後、株価が大きく上がる可能性がある。

   このようなことから、財務面だけ見てもこの会社に投資する魅力があるということはよくわかるだろう。

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