2021年 1月 26日 (火)

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「ザ日本企業」の総合商社は「飛躍のために辞める」

   さて、外資系企業がトップ10のうち7社を占める結果となったが、30位にまで目を広げると、日系企業の中でも特に離職率が低い総合商社が2社入っている。三井物産(15位)と三菱商事(21位)だ。

   厚生労働省の調査(新規学卒就職者に離職状況=2015年4月入社)では、新卒の入社3年目までの離職率は約3割であるのに対し、総合商社は非常に低く数%程度となっている。いったいどういう理由でランクインしたのか。口コミから理由を探ると、良い会社だったと振り返る半面、転職したくなる問題点もあったようだ――。

   まず、三井物産から。

「外資系銀行やコンサルティングなどと比べると、若手の成長スピードは遅いと言わざるを得ない。新卒時は、たとえ順番が回ってくるのがかなり先になっても、大きな仕事をできればよいと考えていたが、大学同期など周囲では若いうちにチャンスをつかむ人間が増えており、今のままでよいのか疑問に思った」(コーポレート、男性)
「実力のない20代前半はゆとりを持ちつつも多種多様な現場、研修、海外派遣などを通じて一気に成長することが出来るが、後半からは部署や配属によってはやれる仕事も大きく変わる為、成長機会や速度が制限されることも多々ある。自分の希望と違ったり、意義はあるが成長機会ややりがいや組織体制が限られた仕事を担当したりする場合は、モチベーションを保つのが難しく成長速度も限られる」(非管理職、男性)

   三菱商事の場合はこうだ。

「下積み期間が長く、今の若い世代とは考え方が合わない。現社長は実力主義であり、若手からどんどんポストを与えたいと思っているが、ポストの需給がマッチしておらず、裁量権のある仕事をできるまでには時間がまだかかる。今後のポスト増加、実力主義の風土などの条件がそろえばそのような状況にもなるはずだが...」(コーポレート、男性)
「安定、高待遇、ワークライフバランスを考えると、日本でもトップクラスだと思うが、『ザ日本企業』であるが故に年功序列や官僚組織の風土が色濃く、社内調整や上司の顔色を伺う場面が多い」(営業、男性)
「社内転職制度であるチャレンジポストなどの制度はあるが、なんだかんだと引き続き縦割りであり、(入社時についた)背番号が変えづらいなど、仕事に変化をもたらしづらいと考えたため。事業会社への出向もポストとしての位置付けが強く、年功序列で配属されているのが実態と感じる」(営業、女性)

   やはり、「ザ日本企業」独特の「年功序列」や「縦割り官僚主義」に耐えられず、新しい世界に飛び出した人が多いようだ。

   なお調査では、OpenWorkに退職者からの投稿が10件以上ある3976社の合計12万3557件の口コミを対象にデータ化した。

(福田和郎)

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