コロナ禍で変わった飲食店選び 感染防止対策を重視

店選びは「密にならない」「しっかり換気」「消毒徹底」

   どんな視点で店を選ぶか（複数回答可）では、最も多かったのは「密にならない店」の67％、「しっかり換気している店」55％、「消毒を徹底している店」が52％と続いた。行きつけの店より、感染防止対策を講じている店を選ぶという意識が極めて強くなっていることがわかる。

   具体的には、こんな声が寄せられた。

「換気の良いところ、特に屋外席があるお店を選ぶ」（男性、60代）
「新規開拓のお店は避け、衛生管理のしっかりした馴染みのお店に行く」（女性、50代）
「行きたい店でも混んでいたら諦める。消毒スプレーがない、仕切りがないなど対策していない店は問題外になった」（女性、50代）

   これから外で飲む時に心がけたいことでは、

「席と席の間隔を広くとる」
「ドリンクの回し飲みはしない」
「鍋物など皆でシェアする料理は避ける」

に5割前後の得票があり、「飲み会の三大要件」になりそうだ。

   飲食店の営業時間の制限が緩和されたり、感染防止対策を講じる店が増えたりしたこともあって、最近はだいぶ客足が戻ってきたが、まだまだ酒好きな人でも外飲みには慎重な様子がうかがえる。

   なお、調査は2020年10月26日から29日に、インターネットアンケートで実施。サンプル数は、お酒好きな人122人。