2024年 4月 27日 (土)

「現在」の企業価値に魅力を感じた「FJネクスト」を買う!(早稲田大学)【企業分析バトル 第6戦】

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株式購入のポイントは3つ!

   ここまでFJネクストをみてきましたが、今回は株式を買い入れたいと思います。

   買い入れる理由は、不動産業種を入れてポートフォリオの多様化を図りたいこと、また株を購入する際に判断軸とする条件をおおまかに満たしていたからです。

   判断条件は大きく3つ。1つは、利益の安定性です。会社が存続するためには、利益が不可欠です。しかし経済には周期というものがあり、経済の動向によって会社の利益は影響を受けてしまうことがあります。この点、10年という経済パターンが一周すると考えられる期間において、安定して利益を出せているかを見ることは重要です。そして、FJネクストはこれをクリアしており、安定した収益を達成しています。

   2つめの判断基準は財務健全性です。いくら収益を上げていたとしても、その収益が借金によるものであれば意味がありません。また、企業が存続していくためには、健全な財務体制が必要不可欠です。自己資本比率も高く、負債合計が流動資産よりも少ないです。

   3つめは、株価の割安性です。どんなに利益を上げ、財務が健全であったとしても、PERが50倍越えなど(PERは、過小利益によりPERが跳ね上がってしまうことがあります)、株価が企業実態よりも非常に高く評価されていては、買うことはできません。

   やはり最終的には、どのような企業であったとしても株価によりけりということです。この点では、FJネクストのPBRは0.58倍、PERは5.5倍であり、過剰評価はされていないと考えらます。

   また、1株の純資産をさらに低く見積もってみると、流動資産から負債合計を引いたネットが46.8億円であり、これを発行済み株式数3464万株で割ると1株当たりは1350円になります。10月2日終値が899円であることを考慮すると、現時点では割安であると、ざっと判断できます。

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