2021年 7月 26日 (月)

最高値更新の連続2020年! 株価上昇でうれしい投資信託の「分配金」 その使い道は......

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   2020年2月頃から、新型コロナウイルスの感染拡大などに伴って急落した世界の株式でしたが、その後はおおむね回復傾向を辿り、12月には米国の主要株価指数が最高値を更新したほか、日本の日経平均株価は30年ぶりの高値を更新するなど、高値圏で推移しています。株式ファンドの中には、基準価額が大きく上昇しているものも少なくないようです。

   投資信託は、年1回以上の決算を義務付けられており、決算時には分配を行なう場合があります。分配の金額はその期の基準価額の水準などから総合的に決められるので、決算前に大きく基準価額が上がっている場合には、多額の分配を出すこともあります。

   そこで、投資信託の分配金について、あらためて整理してみたいと思います。

  • 最高値更新の連続で投資信託の分配金も「ホクホク」!?
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えっ!そうなの? 分配金は「お得なモノ」ではありません

   分配金について、まず押さえておきたいのは、「分配金を出すと、基準価額がその分だけ下がる」という事実です。もし分配金が1000円出たのであれば、基準価額は分配前と比べて1000円下がることになります=図1参照

   投資信託という「箱」から現金を外に出すわけですから、その分だけ純資産が減り、総口数で「割り算」した結果である基準価額が下がるわけです。分配金を受取ると、なんだか得した気持ちになるというのも理解できなくもないのですが、分配金は投資家にとって、必ずしも「お得なモノ」ではないのです。

   簡単に言えば、投資信託を一部解約しているのと経済的には何ら変わらないのが、投資信託における分配金です。

   とはいえ、せっかく受け取る分配金です。とくにこれまでよりも多くの分配金を受取ったときにどのように考えるとよいか――。こんな考え方があることを、ご紹介したいと思います。

(1)値上がり分を「一部解約」したと考えて、楽しく使う!
値上がり分などを、まさに「一部解約」したのだと考えて、堂々と楽しく使うことを考えるのも一つです。いつもよりちょっと豪勢に、食事や旅行などに出掛けてみるのもいいですし、それらが難しいときは、ネットを使って日本各地の名産品をお取り寄せしてみるというのもオススメです。

新たな投資には「積極的に分配しないタイプ」を組み入れる

(2)再びマーケットに参加するのだってアリ!
多額の分配が出たということは、足もとのマーケットが好調な場合が多いことと思います。2020年末から、この年始にかけての株式市場はまさに絶好調といえる状況でしょう。ですから、受け取った分配金を使ってしまうのではなく、新たな投資に振り向けるのも、もちろん選択肢として「アリ」だといえそうです。

   ただし、投資する商品については、よく見極めて。その時は、積極的に分配しないタイプを候補に入れることを忘れないようにしましょう。

   分配金は、一部解約したのと同じことですから、その分、投資元本を減らしていることになるからです。

   マーケットで再度投資をし続けて、大きく増やすことを目指すなら、積極的な分配はしないタイプで長く持ち続けるのが王道といえそうです。(日興アセットマネジメント マーケティング部 乙部洋輔)

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