2024年 4月 25日 (木)

「有名企業正社員じゃないとイヤ」家計が苦しいのに働かない妻に悩む夫 どっちがどうなの? 賛否大激論!(2)

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

妻に働いてもらった分の家事・育児を夫が負担できるのか

――専業主婦の仕事復帰といえば、50代の男性社員が役職定年制にひっかかり、平の肩書に戻るケースがよくあります。それまで年収800万円台だったのが500万円台に減り、子供がまだ大学生・高校生なのにローンも残っており、家計がピンチになる。ずっと専業主婦できた妻が急に働かなければならなくなり、困ったというトラブルがよく聞きます。今回と似たケースですが、どう思いますか?

川上さん「役職定年に限らず、病気や事故などで仕事から離れざるを得なくなるような事態が発生することもありえます。家計の状況によっては、子どもたちにも学校を休学または退学して働いてもらわなければならないかもしれません。妻に限らず、家計を一にする者にはすべて、いざとなれば自らが働いて収入を得なければならない覚悟が必要です。それは、家事や育児といった家周りの仕事が家族全員の務めであることと同じだと考えます」

――なるほど。ところで、川上さんなら投稿者とその妻にどうアドバイスをしますか。

川上さん「まず、妻の本音を知ることから始められてはどうでしょうか。確認してみると、じつはそうではなかったということは熟年夫婦にでもあることです。妻も投稿者さんの状況が見えていないのかもしれません。家計収入は足りているのか、今後の収支はどうなりそうかといった情報をご夫婦でしっかりと共有することで、初めて話し合いのスタートラインに立てます。
投稿者さんとしては、妻に働いてもらうことが前提になっているようですが、本当にそれがベストなのかを一度検証してみていただきたい。妻が働くということは、その分、投稿者さんの家事・育児の負担が増えるということです。 また、中学受験をするならば、その分の教育コストがかかり、受験対策の負担も増えます。教育費を捻出するのであれば、収入を増やす以外に支出を減らすという方法もあります。また、中学受験せずに公立に通ってしっかり学びながら難関大学を目指すという方法もあります。ご夫婦で、お互いが持っている情報や意見、思いなどをすべて共有したうえで、一緒に解決策を練っていただきたいと思います」

(福田和郎)

姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中