2024年 4月 19日 (金)

NTTの高額接待、ドコモ「アハモ」が薄汚れて見える! 携帯値下げに期待した人々の失望の声(2)

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菅首相の目玉政策はズブズブの関係から生まれた

ドコモの「アハモ」はドコモ子会社化の見返りだった?
ドコモの「アハモ」はドコモ子会社化の見返りだった?

   しかし、ネット上では「そもそもスマホに詳しくない武田大臣では、厳しいのではないか」という声が聞かれる。何より総務省とNTTの「ズブズブの関係」にガッカリした人が多かった。

「菅政権の一連の強引な携帯料金値下げ政策、急にあっさり認められたドコモの完全子会社化とNTT一体化の動き。おかしいとは思ったけど、やっぱり裏にはこういう理由があったのか。NTT法というNTTだけの法律があるくらい特殊な会社が、総務省とこんなにズブズブな関係とは。東北新社の問題より深刻な気がする」
「NTTはドコモを完全子会社にしたかった。菅首相はなんとしてでも携帯料金値下げをしたかった。接待の結果、NTTがドコモを子会社化する見返りに、ahamoブランドを作らせた。バレバレの構想ではありますが、NTTにとっては美味しいディール(取引)。『携帯料金引き下げ』の対価はNTTドコモの本体への吸収。シンプルそのものの」
「いくら元官営企業とはいえ、今では民間の一独立企業体であるはずのNTTが、料金体系を否定することにもなるのに、なぜ簡単に値下げに舵を切れたのか不思議だったが、一連の騒動を見てよくわかった」
「接待の時期と菅官房長官が『4割は下がる』と言い出した時期と符合しているし、最初に値下げ案を出したのはNTTだし、状況証拠はそろっている。auもソフトバンクもほぼ同じ値下げをした。談合があったと思われてもしかたがないね。公正取引委員会は調査を開始すべきだ」
「携帯料金値下げの議論中に、橋渡し役の総務省幹部が更迭って、もはや『更迭だョ!総務省全員集合(8時だョ!全員集合)』というコントを国会でやっているとしか思えません。NTT社長から接待を受け推し進めた、ドコモ完全子会社化という時代に逆行した民業圧迫を撤回するべきです」

   一方で、官僚の接待は絶対に許せないが、携帯料金が下がったことは「認めてもいいのでは、という声も一部にあった。

「とはいえ、NTTの接待なしならUQの20GB(ギガバイト)3980円の幻プランだけで値下げが終わっていたわけですよね。KDDI(au)、ソフトバンクは営利企業だから値下げをする気などさらさらないし。電波オークション(電波の周波数帯の利用権を競争入札にかけること)制度も含めて競争を真に起こす仕組みを作らないと、値下げも一時的なもので終わってしまう」
「結果的に携帯料金が下がったのは嬉しいが、菅首相の目玉政策って、結局こういうズブズブのところからきているのでしょうか。就任当時、カッコよさげに語ったことが、なんだか薄汚れてしまった感が否めないです」

(福田和郎)

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