2021年 6月 19日 (土)

「東京五輪開催」を狙ったワクチン接種が大混乱に! 変異ウイルスとシステムの混乱が命取り

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ワクチン接種記録システムの大混乱を避けられるか

やはり「東京五輪」がすべてか...
やはり「東京五輪」がすべてか...

   また、今後予想されるのが、ワクチン接種記録システムの大混乱だ。日本経済新聞(4月13日付)の「社説:ワクチン記録に病院の協力も」がシステムの問題点を指摘する。諸外国に比べて大幅に遅れているワクチンをスピーディーに普及させるためには、接種状況をきちんと把握し、円滑に行うことが重要だ。そのため、誰がいつ何回目を打ったか、毎日記録するシステムが4月12日に稼働したが、そのシステムが非常にややこしく、自治体と医療機関がそれぞれ膨大な人数分を入力しないといけないのだという。

「接種記録は2つの情報を日々更新する必要がある。住民の転出入と接種を受けた人の情報で、前者は自治体が、後者は医療機関が入力する。長丁場となる接種期間に、双方が適切に入力を続けなくてはならない。医療機関の入力は(接種作業などで忙しくなり)、後回しになり、情報の更新が遅れるのではないかとの懸念が出ている。集団接種なら会場で自治体職員が代行することもできる。しかし、都市部では個別の医療機関で接種する形が増えつつあり、情報の更新が医療機関任せになりそうだ」

   もともと今回の混乱は、最初からシステムが3つもあり、1つに統合できないままワクチン接種がスタートしたことから生じた。昨年の「国民一律現金10万円給付」の際に全国の自治体で起こったオンライン入力の大混乱と同じ事態だ。

   日本経済新聞は、こう結んでいる。

「国が主導した接種記録システムは、9月に発足するデジタル庁の試金石とされる。本来なら入力を自動化し、3つを統合して自治体や医療機関の負担を減らすべきだった。今回は開発期間の制約などからやむを得ないが、医療機関や自治体に負担を強いている現状をデジタル庁の教訓にすべきだ」

   命に関わるワクチン接種をデジタル庁発足の教訓などにされては、国民はたまったものでないだろう。

(福田和郎)

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