2021年 6月 19日 (土)

【ステイホームは本を読む】「コミュ障」かもと思ったら!? コミュニケーション力はみなゼロから始まる(尾藤克之)

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   近年、「コミュ障」という言葉をよく耳にします。コミュニケーション障害のことを意味し、いくつかのケースが挙げられています。

   他人と適切な関係を構築できなかったり、雑談に苦痛を感じたり、場の空気を読めない言動をしてしまうことなどが特徴と言われています。広い意味では「人見知り」も「コミュ障」に入ります。

「極アウトプット: 『伝える力』で人生が決まる」(樺沢紫苑著)小学館
  • 話すのが苦手は人は多い……
    話すのが苦手は人は多い……
  • 話すのが苦手は人は多い……

8割の人が「話すのが苦手」という事実

   本を読む、学校の授業をうけるなどはすべて「インプット」。そのインプットを出力することを「アウトプット」と言います。著者の樺沢紫苑さんはアウトプットについて、次のように説明します。

「アウトプットが大切だという話をすると、多くの人が『私は会話が苦手で...』とか『人前でうまく話せません』などといった不安を口にします。特に、若い人たちからは、『クラスメートと会うと緊張する』『人に嫌われないか心配』など、コミュニケーションに対する深刻な悩みを聞くことも少なくありません。でも、それほど心配することはありません」

   さらに樺沢さんは、

「みなさんがコミュニケーションに苦手意識を持つのは当然だからです。セミナーや講演の際によく『人前で話すのが苦手な人はいますか?』と聞いてみるのですが、手を挙げる人がほとんどです。8割から9割は手を挙げます。反対に、『人前で話すのが得意な人は?』と聞いて、手を挙げる人はほとんどいません。いてもせいぜい1割です」

   と、説明します。

   これは、大人であっても8割以上の人がコミュニケーションに苦手意識を持っていることを意味します。だから必要以上に心配することはありません。

「考えてみれば、人間というのはもともと人見知りです。赤ん坊として生まれたときは誰とも接触したことがない状態です。そこで『おぎゃあ』と泣くことで、お母さんが抱っこして『よしよし』をしてくれて、まずこの世界で初めて『他の人』とのコミュニケーションが始まります。そして、祖父母や親戚というように、徐々に触れ合う人が増えていきます」
「さらに言葉を覚えていき、いろいろな人と話すことによって、少しずつコミュニケーション力が鍛えられていきます。つまり、人間はみな、最初はコミュニケーションカが『ゼロ』なのです。親や親戚、兄弟と遊んだりしているうちに、コミュニケーションの量が増えていきます。幼馴染や公園で会ったお友だちと遊ぶことを通してコミュニケーションを上達させていきます」

   樺沢さんは、他の人と接する時間が多いほど、コミュニケーションは上達しやすくなると解説します。人と話すのが苦手という人は、得意な人に比べて、子どもの頃のコミュニケーションの量が単純に少ない場合が多いのです。

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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