2021年 7月 28日 (水)

廃棄予定のキーツマンゴー「100キロ」を使用 オリオンビールの新商品、開発の経緯を聞いた

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   オリオンビール(沖縄県豊見城市)は食品ロスの削減を意識したチューハイの新商品で、廃棄予定の豊見城市産のキーツマンゴーを使用した「WATTA(ワッタ)キーツマンゴー」を2021年6月22日に発売する。

   キーツマンゴーとは、沖縄県を中心に栽培されている、緑色の皮をしたマンゴーのこと。発表資料によれば、通常のマンゴーの糖度が10~14%であるのに対し、キーツマンゴーの糖度は16~19%と甘みが強いのが特徴だ。

  • 廃棄予定のキーツマンゴーを使用した「WATTAキーツマンゴー」
    廃棄予定のキーツマンゴーを使用した「WATTAキーツマンゴー」
  • 廃棄予定のキーツマンゴーを使用した「WATTAキーツマンゴー」

「マンゴー農家が苦しんでいる」

   オリオンビールはなぜ、食品ロスの削減を意識した商品の開発に着手したのだろうか。会社ウォッチ編集部は6月7日、マーケティングコミュニケーション課の担当者を取材した。

   オリオンビールが環境問題に取り組んだのは「WATTAキーツマンゴー」が初めてではない。今年6月9日には主力商品をリニューアルした「オリオン ザ・ドラフト」に発売。沖縄産の大麦を使用し、製造過程で発生するビール粕を肥料とする「循環型のビール造り」に取り組んでいる。

   担当者はWATTAキーツマンゴー開発の経緯について、次のように話している。

「循環型のビール造りを進めるうえで、県の農林水産課や農家の方々と触れ合う機会が多くありました。その中で、新型コロナでキーツマンゴーの出荷が少なくなり、そのまま捨てないといけないという話を聞きました」

   豊見城市に本社を持つオリオンビール。市長からも「マンゴー農家が苦しんでいる」と話を聞いていたという。

   担当者によれば、キーツマンゴーは豊見城市の特産品だが、県内で流通するようになったのはここ数年。昨年の時点でキーツマンゴーの廃棄はあったが、今年に入っても状況は変わっていなかった。

「本来はスイーツ展や高級料亭など、いろいろなところに納めていたマンゴーが出せなくなっているのが目に見えていました。そのため規格外のマンゴーはオリオンビールでいったん買いましょうというお話をさせていただきました」

   WATTAキーツマンゴーは、規格外のキーツマンゴーを優先的に使用。約100キロのキーツマンゴーをフードロスから救うことができるとしている。

   規格外のマンゴーを使うことによる味への影響はあるのだろうか。担当者に聞いてみると、

「まったくありません。結局は食べられるものを食べてないというだけなので。規格外には『熟しすぎているもの』も含まれており、甘さも糖度も非常に高いです」

とのこと。

   今後もフードロス削減などを意識しながら、商品開発していくとしている。

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