2024年 4月 24日 (水)

「2人の受験生を置いていくのか!」と夫も反対 夢だった海外赴任に悩む母親に「すぐ行っちゃえ!」とエール

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息子たちが誇りに思う素晴らしい母親になるチャンス

「人生は一度切り。私だったら絶対海外に行くな。行かなかった後悔と、行った後悔を比較してみてください。お子さんと夫さん、男3人で暮らしたら母親のありがたみがわかります。子どものための人生ではありません。子どもには子どもの人生があるように、親には親の人生があります」

   息子たちの今後の人間形成のためにも、絶対に行くべきだという意見もあった。

「私は海外勤務を何度かしています。息子さんにも素晴らしい教育の機会。女性も職業を持ち、仕事を通じて自己実現を図るのが当然の時代なのだということを、身をもって子どもに教えることができます。優秀な息子さんたちは将来、グローバルな社会で生きていくでしょう。夫のような時代遅れの感覚を息子さんたちが受け継いでしまったら、グローバルなビジネス社会では相手にされません。自分は自分の仕事をしたいから海外に行くのだと、息子さんにきちんと話して赴任すればいい。頭のよい息子さんのようだから、やがて必ず理解するし、そういう母親の選択を尊敬すると思いますよ。息子さんが後々誇りに思える素晴らしい母親になるチャンスです!」
夫婦のすれ違い。夫は海外赴任を歓迎しない
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   一方、少数派だが、「子どもの幸せが最優先」と、今回は海外にいくべきではないという意見もあった。

「子どもの幸せが最優先。私ならあきらめるな。お子さんたちが将来留学を希望するかもしれません。願いを託すという考え方はいかがでしょうか」
「残念ですが、今は海外赴任を辞退するのが得策と考えます。それと『親離れ子離れ』の意味ですが、それは、子が親に、親が子に、経済的や精神的に依存することをやめることです。あなたの今の状況では、親が子のためにいろいろするのは依存ではなく責任です。その責任は十分に果たす必要があると思います」

   J‐CASTニュース会社ウォッチ編集部では、今回の「長年の夢の海外赴任をとるか、息子たちの受験をとるか」という投稿に関する論争について、女性の働き方に詳しいワークスタイル研究家の川上敬太郎さんに意見を求めた。

――今回の投稿と回答者たちの意見を読んで、率直にどのような感想を持ちましたか?

川上敬太郎さん「今はコロナ禍で仕事を失った人も多く、またお子さんが思うように勉強しないと悩むご家庭もあります。その点、投稿者さんは、やりがいある仕事と優秀なお子さんに恵まれて、その環境を羨む人も多いと思います。しかし、お気持ちが率直に綴られているのを見て、投稿者さんが置かれている立場だからこその悩みがあるのだと感じました」

――回答者の多くが、せっかく夢をかなえるチャンスなのだから、単身赴任でもいいから海外に行くべし、と背中を押す応援エールです。

川上さん「もしも、同じ悩みを30年前の日本で相談していたら、家庭の事情を優先すべきだという声の方が多かったのではないでしょうか。海外赴任すべきか悩む投稿者さんにエールを送る声の多さに、時代と価値観の移り変わりを感じます」
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