ビットコイン保有したまま、ここはガマン(明治大学 akiさん)
こんにちは。akiです。4度目の緊急事態宣言が発表されました。
◆ 今週の気になるニュースについて
ビットコイン(BTC)の電気消費量が低下傾向になったようです。ケンブリッジ大学オルタナティブ金融センターの算出する「ビットコイン電力消費指数(CBECI))」によると、ここ数か月でビットコインの電力消費量が大幅に減少しています。CBECIの算出する値は、推定値である。世界中のマシンがマイニングを行うために正確な電力消費量が測定できません。そのため、理論上の下限値と上限値を算出し、推定する必要があります。
ここでいう下限値は、すべてのマイナー(発掘者)が最も効率の高いマシンを使用していると仮定した場合の推定値であり、反対に上限値とは最もエネルギー効率の悪いマシンを使用した場合の推定値です。そのうえで、マイナーが損益分岐点ギリギリまでマイニングマシンを使用すると仮定した、より現実に近いと考えられる数値が公式の値になります。
この推定値は、今年の5月に、約144TWh(テラワット・アワー)という市場最高値を記録。しかし、現在は半分以下である60台後半の値を推移しています。
背景として、中国での暗号通貨の規制強化が挙げられるでしょう。暗号通貨禁止の方針を強調した時期やマイニング、取引の取り締まりの強化が発表された時期と被っている。
では、これから市場規模は縮小していくのでしょうか? 私はむしろ発展していくと考えます。暗号通貨のマイニングには大量の電力が必要になり、炭素排出量の増加が懸念されます。そのため、環境保全の立場の人から暗号資産は批判される声がありましたが、その考えはもう古いでしょう。
Bitcoin Magazineは今後、ビットコインの炭素排出量が低下するだろうと予測を発表しています。これからの電力問題解決策として、国際的に進められる炭素排出電力の削減と同時に、再生可能エネルギー源の増加を見込んでいます。また、再生可能エネルギーから作られる総電力量が増加すればより安価な電力として提供されるようになる。
これらのことから、暗号資産の課題の一つである電力問題が将来的に解決できると言えるでしょう。ビットコインだけではなく他の暗号資産でも似たような発展があると期待したいと思います。
◆ 今週のポジション
日本円:5000円。ビットコイン:4325円(評価額)
ビットコインのマイニングに関して、非常に賛成できる意見です。中国では水力発電でのマイニングが行われていたため、エコであるといえるでしょう。太陽光や地熱発電を利用しているマイナーもいます。中国の一部の水力発電所は、マイニング禁止により運営を止めるようになったところもあるそうです。
暗号通貨の中ではビットコインのマイニングには電気代がかかりますが、マイニングマシンは年々性能が良くなっており、どんどん効率的になっています。数年後には、この問題は解決される可能性もありそうです。
保有する暗号通貨 ビットコイン
前週からの損益 マイナス302円
7月9日現在 9325円
◆ 試験期間に入りました。学業に専念するため、取引をお休みします(慶応義塾大学 1028)
◆ 児山将のワンポイントアドバイス今週からビットコインの投資信託を運用するグレイスケールのロックアップが行われています。ヘッジファンドの人などは、価格プレミアムが安いため、売却する投資家は少ないという声もあります。結果はともかく、価格が下落してしまったため印象は良くない結果となっています。18日以降もロックアップが続くため、これを嫌気する動きが続きそうです。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月9日現在 1万5円
◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール学生投資連合USIC
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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