2024年 4月 20日 (土)

夏休みも快進撃続く一橋大、早大と同志社大もプラス、明大は100万円割れに......(第11節)【FX大学対抗戦 Bグループ】

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   一橋大学のボンゴレさんの快進撃が続いている。メキシコペソとニュージーランド(NZ)ドルを操り、売買損益とスワップポイントの「ダブルインカム」作戦でFX大学対抗戦 Bグループ首位を走る。

   試験が終了して今週(2021年8月2日週)から取引に復帰した早稲田大学のNAKAMURAさんは、米ドルでしっかりとプラスを確保。復帰戦を飾った。「今週から巻き返していこうと思います」と、力を込める。

   同志社大学のFOXさんは、ポンドに絞りつつも、ドルやユーロにも目を向けながら取引。週末に大きな損失を被ったものの、週前半の「貯金」が効いてプラスを確保した。

   明治大学の佐藤諒さんは、ユーロで挑戦。レンジ予想の相場で、「高値底値での逆張りトレードをしようと思って臨んだが、結果的には失敗となりました」という。100万円を割り込んだ。慶応義塾大学の2Gさんは、取引に時間割けず、様子見。

  • 一橋大学に「待った!」をかけるのは……
    一橋大学に「待った!」をかけるのは……
  • 一橋大学に「待った!」をかけるのは……

米ドルでプラスを確保、復帰戦飾る(早稲田大学 NAKAMURAさん)

   FX大学対抗戦をご覧のみなさま、こんにちは。早稲田大学3年のNAKAMURAです。

   期末試験などでお休みをいただいていました。今週(8月2日週)から巻き返していこうと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

   試験期間中に取引をするのは良くないと思い、控えていましたが、僕のように試験直前まで詰め込むタイプの人だと、どうしても夜型の生活になります。すると、結果的にFXにもってこいの時間帯に目が覚めているので、試験勉強をしつつも片手間ではありますが、チャートをながめることはできました。

   時間が経ってしまったので、振り返りは簡単に。この期間で行った取引は1回で、米ドル円を 7月8日18時24分(GMT=グリニッジ平均時。+0/日本時間は+9)に0.3Lot sell(109.765円)し、7月29日15時34分(GMT、+0) 決済(109.623円)しました。損益は、プラス4260円です。

   これまでで最も長期のトレードとなりました。残高で96万5053円となっています。他の大学の方々が利益を出しているなか、いまだこの額なので、試験が終わった今、今後の取引に集中したいです。

   8月6日(金)時点で、長期金利は上昇しましたが、ダウ平均株価、S&P500が最高値となっており、銀行、消費関連が伸びています。米雇用統計は94万人増と市場予想値を大幅に上回り、今年度最大となりました。失業率も5.4%と市場予想値よりも良い数字が出ました。

   8月26日~28日にジャクソンホール会議が控えるなか、FRB(米連邦準備制度理事会)のテーパリング(量的緩和の縮小)議論に影響しそうです。テーパリングの開始時期については、ブレイナード理事が9月のデータを確認して判断したいとするのに対して、ウォラー理事のタカ派の発言からは、執行部内でもずれが生じていることがうかがわれます。

   他方に対する児山将さんのコメントにもあるように、2022年1月開始予定とされていますが、こうした経済回復とインフレ率をみると、さらに前倒しにされることも考えられます。

「クラリダ副議長は4日の講演で、米国経済は回復期から拡大期に入ったと指摘し『2022年末には利上げの条件が満たされると考えている』と述べた。2023年にゼロ金利を解除するという現在の政策見通しを支持する考えを表明した」「(PCE)物価指数がFOMC(米連邦公開市場委員会)の予測どおり、2021年に3%になるか、確実に3%を上回る場合、「私は2%の長期インフレ目標に対する『適度な』超過とはみない」と強調。「インフレの見通しに対するリスクは上向きだ」との見解を示した」(「FRB副議長、利上げ条件 『22年末に整う可能性』」日本経済新聞 8月4日付)。

   すでに労働市場が回復してきていることが明らかとなった今、より重視されるのはインフレ警戒でしょう。正確にいえば、将来のインフレに対する市場の不安、インフレ期待による実際のインフレ促進となります。次回以降、ブレークイーブンインフレ率(BIE)、米国債、TIPSなどに注目したいです。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ハト派だったウォラー理事の突然のタカ派発言は衝撃的でした。市場はほとんど反応しませんでしたが、「9月のFOMCでテーパリング(量的緩和の縮小)に関する事項を決める。7月の雇用統計を含めてあと2回で月に80~100万人の雇用増が確認できれば、2022年に利上げを行う環境をつくるために10月にもテーパリングを開始」という内容は十分に留意しておく必要がありそうです。米連邦準備制度理事会(FRB)内での対立が見えていることから、ジャクソンホール会議でパウエル議長が12月よりもテーパリング時期を前倒しするコメントをすると、ドル買いが進みやすいでしょう。

前週からの損益     プラス4260円
8月6日現在       96万5053円

早稲田大学 NAKAMURA
早稲田大学 NAKAMURA
早稲田大学法学部3年。株式投資クラブforwardに所属。経験不足で至らない点も多々あるかと思いますが、温かい目で見ていただけると幸いです。初心者なりに試行錯誤してみますので、FXに触れたことのない方や、ぼくのようにほぼ初心者の方には親近感を持って読んでいただけると思います。よろしくお願いします!
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中