2021年 9月 19日 (日)

頼りにしていた女性部下が妊娠 「マタハラ」にならない仕事の任せ方はどうする?〈後編〉(前川孝雄)

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   「マタハラ」リスクについて、前編のCASE「やるか辞めるか、はっきりさせないと...」をもとに、上司の部下に対する対応のあり方を考えてみましょう。

   ポイントは、上司が部下の思いを正しく捉え、価値観を知ること。そのうえで、ハラスメント予防のあり方を定め、日常的に予防することです。

  • 安心して出産に備えたいけど、会社に言い出せない……(写真はイメージ)
    安心して出産に備えたいけど、会社に言い出せない……(写真はイメージ)
  • 安心して出産に備えたいけど、会社に言い出せない……(写真はイメージ)

部下の思いを正しく捉える(価値観を知る)

   ◆上司と部下との会話
参考リンク:「頼りにしていた女性部下が妊娠。マタハラにならない仕事の任せ方はどうする?〈前編〉」J-CASTニュース 会社ウォッチ2021年8月18日付

(1)仕事・キャリアを継続し、成長を続けたい

   CASEの例では、上司はまずCさんの状況や考えをじっくり聴くことが先決です。Cさんの「頑張りたい」との発言は、妊娠・出産・子育てを経る中でも、できるだけ仕事を続け、自らの成長を維持したい意思表示と考えられます。
上司は妊娠・出産などに臨む部下と、決して仕事との二者択一ではなく、両立を前提として対話を進めることが大事です。責任意識が強い部下ほど一身上の都合だと遠慮し、希望や意見を控えがちなことに注意しましょう。

(2)出産・育児支援の制度を有効活用したい

   一方で、時差通勤、時間短縮や在宅勤務、産前産後休暇や育児休業などを円滑に活用し、安心して出産・子育てに備えたいとの本人の願いは切実です。しかしこの希望も、職場の環境や風土によっては申し出を躊躇せざるを得ない状況に追い込まれます。
上司との関係もさることながら、日頃の業務分担や仕事の進め方、同僚との人間関係にも大きく左右されるのです。このCASEのように周囲から「無責任で迷惑」「自己都合で休むのか」などの言葉が上がるようでは、安心して気持ちを打ち明けることもできません。

前川 孝雄(まえかわ・たかお)
前川 孝雄(まえかわ・たかお)
株式会社FeelWorks代表取締役
青山学院大学兼任講師、情報経営イノベーション専門職大学客員教授

人を育て活かす「上司力」提唱の第一人者。(株)リクルートを経て、2008年に管理職・リーダー育成・研修企業㈱FeelWorks創業。「日本の上司を元気にする」をビジョンに掲げ、「上司力研修」「50代からの働き方研修」「eラーニング・上司と部下が一緒に学ぶ パワハラ予防講座」などで、400社以上を支援。2011年から青山学院大学兼任講師。2017年(株)働きがい創造研究所設立。情報経営イノベーション専門職大学客員教授、一般社団法人 企業研究会 研究協力委員、ウーマンエンパワー賛同企業 審査員なども兼職。連載や講演活動も多数。
著書は『50歳からの逆転キャリア戦略』(PHP研究所)、『「働きがいあふれる」チームのつくり方』(ベストセラーズ)、『コロナ氷河期』(扶桑社)等33冊。最新刊は『50歳からの幸せな独立戦略』(PHP研究所)及び『本物の「上司力」』(大和出版)
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