2021年 9月 22日 (水)

音楽著作権ビジネスの「NexTone」 業界一強「JASRAC」となにが違うのか?(慶応義塾大学 すんぴぴ)【企業分析バトル】

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   みなさん、こんにちは。すんぴぴです。

   今回、注目したのは東証マザーズに上場する「NexTone」(7094)です。Nextoneは音楽著作権ビジネスを展開している会社で、多くの人が思い浮かべるであろう、著作権管理団体の日本音楽著作権協会(JASRAC)と同じ領域を手がける会社です。

   具体的なビジネスモデルとしては、著作権等管理事業とDD(デジタルコンテンツ・ディストリビューション)事業、キャスティング事業の3つを担っています。その中でも、著作権等管理事業は、同社の売上高全体の9割弱を占めるメインの事業となっています。

  • 音楽著作権ビジネスの「NexTone」 一強、JASRACに挑む!(写真はイメージ)
    音楽著作権ビジネスの「NexTone」 一強、JASRACに挑む!(写真はイメージ)
  • 音楽著作権ビジネスの「NexTone」 一強、JASRACに挑む!(写真はイメージ)

若いアーティストに選ばれるかも......

   気になるのは、やはりJASRACとの違いです。根本の、楽曲を管理して使用料を得るという図式は変わっていないのですが、NexToneのほうが委託者の裁量による条件の設定がより広くできることが特徴となっています。

   たとえば、プロモーション利用の無料配信であれば、使用料免除が可能です。また、CMタイアップについては、旧譜であっても、回数や時期を問わずに対応することが可能と、委託者の裁量による条件決定の範囲を拡大し、音楽出版社の要望に柔軟に応えることができます。

   また細かいところでいうと、管理委託契約の契約期間は1年間で、委託管理の変更手続については、委託者の意向によっていつでも変更することができたり、JASRACの管理作品の著作権者はJASRACですが、NexToneの管理作品の著作権者は管理委託をする音楽出版社となります。そのため、管理作品の著作権が侵害された場合、JASRACは自己の名前において訴訟を提起することができますが、NexToneは著作権者ではないので、差止請求訴訟を提起することはできないなどの違いがあります。

   日本の著作権管理業界は、今までJASRAC一強だったので、こういった取り組みは特に若いアーティストに選ばれると考えています。

   テクニカル面で言うと、PER(株価収益率)は80倍前後と少々高いかなという印象です。また、2021年7月末から株価が急落しています。調べたのですが、特に原因は見つかりませんでした。下落の原因が気になるので、今後しばらくは注視していこうと思っています。

   取引は見送りました。

NexTone(7094)
年初来高値(2021年7月15日)   4500円
年初来安値(2021年1月 4日)    2410円
直近の株価(2021年8月25日)   3150円
売買は見送り

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