2024年 4月 25日 (木)

世界にはコロナをチャンスに変えた新ビジネスが続々と登場している!

   アフターコロナと言っても、日本は元に戻るだけではないか、と思っている人も多いだろう。一時話題になったテレワークでさえ下火になってきた。

   しかし、世界では、コロナをきっかけにさまざまな新しいサービスや商品が登場している。本書「アフターコロナのニュービジネス大全」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、世界15か国の先進事例約200を紹介、「なるほど」と思うアイデアに満ちている。

「アフターコロナのニュービジネス大全」(原田曜平・小祝誉士夫著)ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • コロナ禍で変異株の恐怖は続いているが……(画像はイメージ)
    コロナ禍で変異株の恐怖は続いているが……(画像はイメージ)
  • コロナ禍で変異株の恐怖は続いているが……(画像はイメージ)

オフィスワークのVR化

   著者の原田曜平さんは、マーケティングアナリスト、信州大学特任教授。小祝誉士夫さんは、株式会社TNC代表取締役社長、プロデューサー。同社が昨年3月から12月までにリサーチしたアフターコロナを見据えた事例を7つの分野、69の視点に分類して紹介している。

   たとえば、「Beyond DISTANCE 距離を超える」のパートでは、オフィスワークのVR(バーチャルリアリティー)化を取り上げている。「Meeting VR」は、仮想空間内で同僚と共同作業を行えるデンマーク発のプラットフォームだ。VRヘッドセットを装着して仮想のオフィスに"出社"し、自身を模したデジタルアバター(分身)を通じて、打ち合わせや会議などを行う。

   日本でもNTTデータが社員一人ひとりの顔写真を合成したアバターを用い、仮想空間を自由に動き回るオフィスワークを可能にするVRシステムを開発中だという。

   自分の顔を露出するZoomでのオンライン会議に負担を感じている人が多いので、こうしたシステムを使えば、よりリラックスして利用でき、オンラインワークが普及すると見ている。

   このジャンルでは、米国の大学生限定のマッチングサービス「OKZOOMER」や英国発の恋活アプリ「Hinge」のような「新出会い系サービス」、家族が故人の特設ページを作り、友人や親族がログインして、メッセージや写真を投稿する「バーチャル冠婚葬祭」の「ETERNIFY」(スペインの無料アプリ)、スマホでバーチャル名所めぐりをする英国やタイのサービスを紹介している。

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