2024年 4月 26日 (金)

世界にはコロナをチャンスに変えた新ビジネスが続々と登場している!

アフターコロナの消費は3パターン

   他のジャンルとしては、「新しい購買体験」を提供する、「非接触サービス」「無人宅配」「バーチャル内見」や「新しい娯楽のあり方」を提供する、「Zoom演劇」「おうちイベント」、「贅沢の概念が変わる」ものとして、「コース料理デリバリー」「車中ディナー」「貸切宿泊」などを挙げている。

   これらのサービスやソフトに共通しているのは、楽しむことを優先して、コロナ禍というピンチをチャンスに変える発想だという。それに対して、日本はピンチを「我慢」してやり過ごそうとしている、と指摘する。

   そして、日本は周回遅れだが、手遅れではないとも。その突破口となるのが、「海外」と「若者」だという。「海外」もアメリカ以外に北欧や中国、タイなどに参考事例が多い、としている。

   海外の事例を紹介した後、エピローグでは、アフターコロナの企業やビジネスは3通りに分かれると予測している。

   その一つは、コロナ前と同じ商売をそのまま復活させて、「待ってました」とばかりに人が群がり以前の元気を取り戻すケース。予約が取りにくかった老舗飲食店、人気の高かったテーマパークなどだ。

   もう一つが、コロナ禍で生まれた商品やサービスが、そのままスタンダードとなり、売れ続けるケース。例として「色が落ちない口紅」、「Eコマース」、近所着として使う「ワンマイルウェア」を挙げている。

   最後のパターンが、消費が戻っても復活できず、そのまま消えていってしまうビジネスだ。著者は、このケースが非常に多くなると見ている。これまでと全く違うイレギュラーな生活の中で、消費者心理が以前と大きく変わったからだ。

   例として、「贅沢」の概念が変わったことを挙げている。今までは、とにかく高価で、きらびやかで、特別な「商品」を購入したり、「サービス」を受けたりすることが、多くの人にとって「贅沢」なことだった。

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