【4本目】日経平均株価は約5か月ぶりに3万円を突破し、自民党の総裁選への注目も高まっている。そこで、総裁選候補者の政策関連銘柄を購入しておきたい。デジタル庁が2021年9月1日に発足し、候補者の河野太郎氏と岸田文雄氏はデジタル関連の政策を掲げている。また、高市早苗氏はサイバーセキュリティ強化を掲げている。これらを踏まえて、JASDAQ(スタンダード)市場に上場する「ブロードバンドセキュリティ」(4398)を購入したいと思う。情報化社会で欠かせないサービスブロードバンドセキュリティの事業区分は、セキュリティの監査・コンサルティング、脆弱性診断、情報漏洩対策の3種類に分けられる。まず、監査・コンサルでは、セキュリティのアドバイザリやリスクアセスメント、運用サポートといったことを行っている。次に、脆弱性診断では、AWSセキュリティやWEBアプリ、スマホアプリ、ネットワークと広い範囲で脆弱性を調査・診断する。また、ソフトウェアの品質分析を行い、改善点を提案するといったこともしている。最後に、情報漏洩対策では、緊急時の情報漏洩解決や調査サービスを展開している。おおまかに、以上のようなサービスを展開しているが、売り上げとしては情報漏洩対策:脆弱性診断:監査・コンサルが3:2:1程度の内訳となる。情報漏洩対策は毎年順調に売り上げを伸ばしているが、脆弱性診断と監査・コンサルが伸び悩んでいる。そのため、売り上げが伸びてない2分野の成長が望ましい。業績と貸借対照表からわかること同社の業績をみると、売上高は毎年増加し続けており、成長し続けていることがわかる。しかし、2021年の営業益が前年比マイナス39%となっており、原因も設備や人材投資ではなく、外注費などの増加といった営業での損失であることから、今後も懸念が残る。2022年決算予想では、SBIグループのモーニングスター株式会社から引き継いだゴメス・コンサルティング事業の収益を見込み、売り上げと営業益の大幅増と強気の予想している。ゴメス・コンサルティング事業は、モーニングスターの売り上げの多くを占めるアセットマネジメント事業に分類される事業で、売上高はコロナ禍の中でも増加している。2021年3月期では売上高が約3億3000万円あり、業績への貢献を期待したい。2022年の決算予想は達成可能な範囲であると考えられ、達成できればそのまま成長性に弾みがつくのではないだろうか。【賃貸対照表】参照リンク:ブロードバンドセキュリティ2021年6月期通期決算説明資料自己資本比率は50%を超えていると良好とされるが、35.8%と安全ではあるものの物足りなくも感じる。ただし、自己資本比率は高くなり続けているのは良いのではないか。流動比率も140%と安全圏を維持できている。2020年10月以降は下落チャートを描いていたが、8月10日以降反転してチャートが改善されたように見える。9月7日には今年6月14日の窓を埋めており、出来高も増えている。また、日足がゴールデンクロスしたため、チャートとしてはかなり良いと判断する。そこで、ゴールデンクロスした9月9日の終値1657円で100株購入する。ブロードバンドセキュリティ(4398)年初来高値(2021年2月17日) 2515円年初来安値(2021年8月6日) 1061円株式取得時の株価(2021年9月9日)1657円取得株数 100株明治大学MR明治大学政治経済学部2年。日本株をコロナ禍で始める。基本的に短期かデイトレでの取引。特に、IPO(株式公開)に興味があり、新規IPOを調べてサークルで定期的に記事を投稿。趣味は、読書で小説は綾辻行人の「フリークス」、漫画は「キングダム」を愛読。さらなる企業分析する力やテクニカル分析の力、記事を書く能力を身に付けることが、この大学対抗戦の目標。神奈川県出身。
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