2024年 4月 25日 (木)

ビットコイン勝負のゆくえ! 短期売買の明大VSガマンの継続保有、職業大と同志社大(第18節)【暗号通貨バトル Aグループ】

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   中国が仮想通貨の決済や取引サービスの提供を全面禁止したことで、ビットコインをはじめ、暗号通貨市場は急落した。そうしたなか、先週(2021年9月13日週)大きく資産を減らした明治大学の城正人さんは、なんとか復活しようと、ビットコインで「イレギュラーですが、短期売買に挑戦してみた」という。その結果は......。

   ビットコインを保有する職業能力開発総合大学校のさっちんさんは、ビットコインの下落に驚きはしたが、そのまま継続保有を決めた。同志社大学のしがないトレーダーさんも、「今後、どちらに相場が傾くかはまったく読めない状態である」としながらも、FX大学対抗戦が決する11月までをにらみ、「ビットコインは戻る」と、そのまま保有した。

   短期売買でコツコツ利益を積み上げようとする明治大学か、現状をガマンで凌ぎきって勝利を目指す職業大学校と同志社大学か。そのゆくえは......。

  • ビットコインで明暗 「負けない」職業大学校が大敗
    ビットコインで明暗 「負けない」職業大学校が大敗
  • ビットコインで明暗 「負けない」職業大学校が大敗

短期トレードを織り交ぜて利益を得る(明治大学 城正人さん)

   先週(9月13日週)に大きく資産を減らしてしまい、なんとか復帰の方策を模索しています。今回、主に長期投資をやってきた私としてはイレギュラーですが、短期売買に挑戦してみました。

   それでは、今週の市場の注目されたニュースなどについてまとめてみます。

◆ 今週(9月20日週)のニュース
   今週、中国が仮想通貨の決済、取引サービスの提供を全面禁止し、海外の取引所がインターネット経由で中国国内でのサービス提供も違法とされることとなりました。

   また、中国人民銀行(中央銀行)は「経済や金融の秩序を乱し、資金洗浄(マネーロンダリング)や違法な資金調達、詐欺行為を引き起こしている」と指摘しており、先週の米国での出来事に引き続き、界隈に対する規制は引き続き強まっています。

   これまで何度も中国は暗号資産への規制を行うことを発表していましたが、またもや規制を発表。それを受けて市場は急落しました。何度も見た来たような光景で、私は、相場は持ち直すであろうと考えました。

   しかし、中国は「オオカミ少年」でそれほど留意する必要はないと考えますが、ステーブルコインへの規制など米国の懸念は全く衰えておらず、むしろ今後も注視しなければなりません。したがって週明けまでに売却する「短期勝負」を仕掛けることにしました。

◆ 銘柄の選定
   値下がりランキング上位の通貨から選定しても良かったのですが、今回は長期投資でなく短期の「Trading」であること、中国の影響を受けづらい通貨を選定する必要があること、以上の条件を鑑みスプレッドの影響を最小限にする為、取引所形式の通貨から選ぶこととしました。

   国内取引所で板取引の可能な通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム クラシック(ETC)、ファクトム(FCT)、モナコイン(MONA)、パレットトークン(PLT)。そこで取引はBTCを選択しました。余裕資産として保有していた現金を投入し1BTC=454万4000円で0.0006BTCを購入しました。

   その後、思惑どおりBTC価格はある程度戻りました。最初の購入時の予定どおり週が明けるまでの短期トレードとして保有していたBTCをすべて売却しました。

◆ まとめ
   現状の暗号資産市場の様子としては、NFT(非代替性トークン)の取引額は減少、暗号資産の価格も一部を除き頭打ち、もしやすると2018年のような冬の時代が到来するかもしれません。このまま停滞が続くようであれば、順次保有している資産の売却も検討に入る必要があると思われます。

   今後の戦略としては保有するETHの売却を進めながら、今回のような短期トレードを繰り返し、小銭を稼ごうと考えます。

   保有資産は、イーサリアム(0.035ETH=1万1725円)と現金2921円で、1万4646円になった。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
中国の仮想通貨規制と市場参加者が感じていることは城さんとほぼ一致しているでしょう。それほど、年に一度くらいは「仮想通貨禁止」と聞こえてきています。これを皮肉ってか、ブロックチェーンプロジェクトのアバランチ(Avalanche)のCEOであるエミン・ガン・シラー氏は「中国が仮想通貨を禁止するのは156回目」だとツイートしています。
この回数は疑問ではありますが、報道の日数で数えるとこれくらいはあると考えても間違いなさそうです。
直近の値動きを見ると、イーサリアムよりもビットコインの方が戻りが早い場面もあり、選択肢は正解でしょう。ショック安では、下がるモノは売り、上がるモノを買う順張りが傷を浅くするリスク管理にもつながりますね。

保有する暗号通貨  イーサリアム
前週からの損益  プラス111円
9月24日現在    1万4646円

明治大学 城正人(じょう まさと)
明治大学 城正人(じょう まさと)
経営学部2年。明治大学投資サークルBreakouts!に所属。暗号資産が今後の社会に与える影響に魅力を感じ手当たりしだい勉強中。これまで暗号資産のトレード経験はほぼなくETH(イーサリアム)ガチホを続けてきました。ポテンシャル、技術の面を中心にそれぞれの通貨の特徴を見極めて投資していきたいと思います。
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中