2024年 4月 20日 (土)

動き出す「ウィズコロナ」経済を追い風に、「迷いなく」JAL株を買う!(石井治彦)【格言で買う! 株式投資】

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   「備えあれば迷いなし」という相場格言がある。

   日本証券業協会の相場格言集には、「株式投資で最も大切なことは、売買に際しての確固たる自信と決断である。少しでも迷いがあってはいけない。基盤が軟弱であれば、ちょっとしたことにも動揺しやすくなる。水鳥の羽音に驚き、枯れすすきを幽霊と間違えてギョッとする前に、揺るぎない心の備えを固めておけというわけだ」とある。

   同時に、まさかの時も動じない資力を蓄えておく必要も説いている。そのココロは、ギリギリの資金で株式投資をしていると、「損してはいけない」と切羽詰まった気持ちでいるため、わずかのことに動揺して迷いが生じるからだ、と説いている。

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多くの人が泣いたJAL株

   2010年1月のことだ。株主でなくても多くの人が「まさか......」と思った。持っていた株が紙くずになった。ナショナルフラッグのJAL、日本航空が潰れたのだ。JALの経営破たんに泣いた人は少なくないはずだ。

   その時から2年7か月経った12年9月19日。東証1部に再上場を果たしたJALは、売り出し価格3790円を20円上回る3810円で初値を付けた。

   筆者がJAL株を、最初に取得したのが昨年(2020年)12月21日。コロナ禍とはいえ、再上場後、経営状況がもうすっかり「安定飛行」に入っていたから、1900円で100株を取得した。その後、ナンピン買いを入れて、現在は保有株数300株、平均取得単価は2305円(2021年10月2日現在)になっている。

   周知のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大で観光業、その足である航空機業界は大打撃を受けている。今夏の第5派による緊急事態宣言では、JALは9月16日~30日に国内線79路線の3126便を減便にした(8月11日の発表ベース)。減便発表後のJALの株価は、2200円近辺にある。このタイミングを、待っていた。もちろん、「備え」をしっかり用意している。

   ちなみに、長期チャート(10年)によると、高値は4940円(15年8月4日)、安値は1556円(20年11月9日)となっている。現在(10月1日)の株価(2617円)は、高値4940円の半値2470円を若干上回るところまで戻している。一方、過去10年での安値1556円は、投資格言にある「高値の半値、8掛け、2割引」の1580円の近似値となっている。

   9月17日発売の会社四季報2021年4集(秋号)によると、今期22年3月期の「JAL」決算は200億円の赤字込みだが、来期は1035億円の純利益を見込んでいる。

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