2022年 5月 19日 (木)

過去最多の6211人が立候補!女性は3割を越え、若返りも進む ードイツ総選挙を数字で振り返る【2】(高橋萌)

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「私たちの声を代弁してくれる候補者はいるかな?」

   女性の政治参加も進み、全候補者における女性の割合は33%で過去最多。女性候補者の割合が一番多かったのは緑の党で、その数は54%とついに半数超えました。

   当選した女性の割合は35%に上り、前回(2017年)の31%を上回り、女性が一番多く当選した2013年の36.3%という数字に迫りました。

ドイツ連邦議会、議員の性別の割合(1949年?2021年)。濃い青:小選挙区・男性、薄い青:比例代表・男性、オレンジ:小選挙区・女性、黄色:比例代表・女性
ドイツ連邦議会、議員の性別の割合(1949年?2021年)。濃い青:小選挙区・男性、薄い青:比例代表・男性、オレンジ:小選挙区・女性、黄色:比例代表・女性

   候補者の職業の多様性も広がりました。伝統的な弁護士や経済学者、経営者といった職業のみならず、教師や看護師が候補者の職業の上位に入り、386人の学生、17人の主婦も立候補しました。

   選挙は、自分の「声」を代弁してくれる人を選ぶ場なんだと、ドイツの候補者の背景を追いながら、基本に立ち返る思いがしました。

   「政治家の先生に庶民の痛みは分からない」ではなく、同じような生活の悩みや問題意識を持つ同年代や同性、同業者の立候補者がいたら、日本でも選挙がもっと身近になるんじゃないか......。

   ドイツにおいてもシルバー・デモクラシーへの危機感を持つ若い世代は多く、今回の総選挙も若年層にフェアな結果ではなかったという声もあります。

   それでも、投票率76.6%。1980年以降に生まれた議員(41歳以下)が3割を超えているという数字に一筋の希望を感じました。

(高橋萌)

高橋 萌(たかはし・めぐみ)
高橋 萌(たかはし・めぐみ)
ドイツ在住ライター
2007年ドイツへ渡り、ドイツ国際平和村で1年間の住み込みボランティア。その後、現地発行の日本語フリーペーパー「ドイツニュースダイジェスト」に勤めた。元編集長。ドイツ大使館ブログでは「ドイツ・ワークスタイル研究室」を担当。サッカー・ブンデスリーガ大好き。日本人夫とバイリンガル育児に奮闘中。
Twitter: @imim5636
神木桃子(こうぎ・ももこ)
神木桃子(こうぎ・ももこ)
ドイツ在住ライター
島根県生まれ、東京・多摩育ち。物事の成り立ちを知りたいと大学では有機化学を専攻。小売業界でのオーガニック製品や地域産品のバイヤーを経て、2014年よりドイツに移住。「もっと心地よくグリーンな暮らしへ」をテーマに、ドイツのマーケット情報やトレンド、ライフスタイルについて執筆活動中。3歳になる娘と日本人の夫との3人暮らし。
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