2024年 4月 25日 (木)

「やっとスマホの乗り換えができる!」携帯大手3社のメアド持ち運び開始でネットは歓迎の声

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古い友人からのメールで乗り換えができなかった

   ネットでは歓迎の声が多い。ヤフーニュースのヤフコメ欄では、携帯電話の専門家たちが、こう指摘している。

   ITジャーナリストの山口健太氏は、乗り換えが加速しそうだと予測する。

「キャリアメールの全体的な利用量は縮小傾向にあり、たとえばシニア世代であっても、最近は子や孫に教えられてLINEやインスタを使うようになっています。問題は、昔の知人からたまに連絡が来るなど、アドレスが変わることでつながりを失ってしまう場合です。
この点を恐れて乗り換えをためらう人が多いと考えられます。総務省の調査では、74%の人が持ち運びできるならば『利用したい』と回答しています。月額300円程度なら負担も小さく、新料金やサブブランドへの乗り換えがさらに進みそうです」

   ネットリテラシー専門家の小木曽健氏は、ユーザーの要望と携帯大手の思惑が一致した結論だと説明する。

「この件、携帯3社が新たなキャンペーンを展開するチャンスであり、同時に『メアドは変わってもいい』というユーザーにも、お得に乗り換える好機となるかもしれません。キャリアメールは『メアドを変えたくない』ユーザーと『最初から使っていない』ユーザーに二極化しており、有償での『引っ越し』は適切な着地です。
以前は『登録にキャリアメールが必須』というサービスも存在しましたが、携帯市場がスマホ中心となり、LINEやGmailユーザーが増加した結果、ほぼ見かけなくなりました。一方で『何年も連絡していないけど関係は残しておきたい。だからメアドは変えたくない』という要望を持つユーザーもおり、ニーズと費用負担の公平性から、有償サービスでの提供という結論になったのだと思われます」

   ITジャーナリストの篠原修司氏は、

「『昔の知り合いや親世代の知人から連絡がくるかもしれないから』との理由で、キャリアを乗り換えられずに人にとっては朗報です。とくにオンライン専用プラン(格安プラン)にも対応していることはお財布にとってうれしいことでしょう。ただ、中長期的に見ればキャリア専用メールはもはや不要なものであるため、以前のキャリアメールは保持しつつ、利用するメールはGmailなどへと移行することをオススメします」

と、アドバイスする。

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