2022年 6月 29日 (水)

バッハ会長まさかの銅像に! 北京五輪で明らかになった「今、世界で最も会いたい海外VIP」(井津川倫子)

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なんと、バッハ会長の銅像まで作ってしまった!

   2008年にも北京で夏季五輪が開催されましたが、当時とは比べものにならないくらい世界の大国となった中国。2012年に国家主席に就任した習氏にとって、今回の冬季五輪は初めての五輪になります。

   少数民族のウイグル族が弾圧されているとして、米国が政府当局者を派遣しない「外交ボイコット」を表明し、それにカナダやオーストラリア、英国が同調するなど国際的な反発を招いている習氏ですが、バッハ会長は事あるごとに北京冬季五輪への強固な支持を表明していました。

   強力な「援軍」への感謝の気持ちを表したかったのでしょうか? なんと、北京中心部の公園にバッハ会長の銅像が建てられたことが報じられました!

   Bust of Thomas Bach unveiled in Beijing to celebrate 2022 Winter Olympics
(2022年冬季五輪を祝って、北京市内でトーマス・バッハ氏の胸像が除幕された)

   unveil:ベールを剥がす、明らかにする
   bust:胸像

   「unveil」は、文字どおり「veil」(ベール)「un」(取る、剥がす)という意味の単語ですが、今回は「除幕された」「お目見えした」といった意味で使われています。北京五輪を前に堂々とお目見えした胸像は、高さ72センチのブロンズ像で、笑顔で微笑むバッハ会長の姿を表しています。

   胸像が設置された公園は、2008年の北京夏季五輪を記念してつくられたもので、すでに存在する近代五輪の創始者・クーベルタン男爵らの銅像にバッハ氏が新たに仲間入りした形になりました。

   現地メディアは、「公園はオリンピック精神をもっと推進するためにささげられた」と伝えていますが、バッハ氏も自身の胸像に迎えられて、さぞご満足なことでしょう。胸像だけではなく、リアルなバッハ会長が満面に微笑む姿が目に浮かびます。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「unveil」を使った表現を紹介します。ビジネスの場面でもよく目にする単語です。

   The new product was unveiled at the press conference
(記者会見で新商品が発表された

   The company has unveiled plans to increase sales
(会社は売り上げ向上策を明らかにした)

   TOYOTA unveiled a new car
(トヨタが新しい車を発表した)

   Our company unveiled a new logo
(わが社が新しいロゴを明らかにした)

   「オリンピックは参加することに意義がある」という名言がありますが、世界中の人がパンデミックに苦しむなか、何ごともなかったように五輪開催を強行する開催国とIOC。東京と北京の二つの五輪を通じて、「開催することに意義がある」という本音が「unveil」(明らか)になった気がします。

(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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