2024年 4月 25日 (木)

悪いインフレが世界を襲う...週刊ダイヤモンド&週刊エコノミスト「インフレ特集」 週刊東洋経済「資格と検定」に注目

何歳からでも資格にチャレンジを!

「週刊東洋経済」(2022年2月5日号)
「週刊東洋経済」(2022年2月5日号)

   かたや、「週刊東洋経済」(2022年2月5日号)の特集は、「40代、50代からの資格と検定」。どんな資格が役に立ちそうなのか。合格対策もまとめている。

   冒頭、一目でわかる「あなたに合った資格と検定」の一覧表を載せている。目的や用途によって、分類しているものだ。

   たとえば、「独立・開業を目指したい」なら、税理士、不動産鑑定士、行政書士、司法書士。「副業で収入を増やしたい」なら、社会保険労務士、宅地建物取引士、電気工事士、気象予報士といった具合だ。

   主な資格試験の合格対策マニュアルも書いている。IT系の最上級資格である「ITストラテジスト」の合格率は15%という難関だ。エンジニア的な知識よりも経営視点で考えられるかが合格のカギだという。ほかにIT系の国家資格として、「情報処理安全確保支援士」「データベーススペシャリスト」についても紹介している。

   40~50代から挑戦する人が多い不動産鑑定士。この資格に合格するための総学習時間は、短答式試験に約500時間、論文式に約2000時間が必要という目安も書いている。勉強時間を取れる部署に移るなど、環境を整えることが大切というアドバイスも。

   ほかに、「キャリアコンサルタント」は、2016年に法的に制度化された国家資格だ。試験は学科と実技に分かれ、実技では記述式の論述試験と、1対1のロールプレイ面接を行う。比較的若い資格だが、40~50代以上向きの資格だという。

   合格体験記もユニークな経歴の人を取り上げている。共同通信社のカメラマンから56歳で司法試験を突破し、弁護士になった男性もいれば、農林水産省の官僚を辞め、55歳で医学部に編入して医師になった男性もいる。

   大学既卒者を対象にした3年次学士編入試験のある医学部が40校ほどあり、筆記試験科目も英語と生命科学の2科目という耳よりな情報を紹介している。この男性は、延べ30校以上を受け続け、5年目の2009年に金沢大学医学部に合格した強者だ。

   さらにユニークなところでは、声優の佐々木望さんが声優として活動しながら、40代で英検1級と全国通訳案内士に合格し、その後東京大学文科1類に合格。仕事の合間に通学し、20年3月に法学部を卒業、成績優秀者として表彰もされた。「行ってみなければ見えない景色がある」と話す。何歳からでも挑戦し、夢を実現させている人がいることを知り、刺激を受けるだろう。

   場所や時間を選ばずに学べるオンライン学習サービスも取り上げている。無料の講座もある。また、ユーチューブで資格試験対策を教えている人も多い。自分の取りたい資格で検索することを勧めている。

   第2特集は「インバウンド復活への布石」。コロナ禍でも超強気出店を続けるヒルトンや星野リゾートの動きを紹介している。オミクロン株の感染拡大で、インバウンドが回復する時期はまったく見通せない状況だが、早くも準備に動いている企業があることを知った。

(渡辺淳悦)

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