2022年 5月 24日 (火)

可決するか? 東芝「2分割」案 臨時株主総会に向けて続く関係者間の激しい駆け引き

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   東芝が、また方向転換だ――。経営改革のため昨秋(2021年)、会社を3社に分割する計画を打ち出していたが、「物言う株主」の一部から反対を受け、2022年2月7日に2社に分割するとともに株主還元を強化するという新しい計画を打ち出した。

   3月24日に開く臨時株主総会に計画の賛否を問うとしているが、すんなり承認されるかは見通せない状況。株価の上昇と株主価値の向上を求める物言う株主と、2分割案での経営再建を進めたい東芝との浅くない「溝」は株主総会までに埋まるのか、注目されている。

  • どうなる東芝、注目は3月24日の臨時位株主総会(写真は、東芝本社ビル)
    どうなる東芝、注目は3月24日の臨時位株主総会(写真は、東芝本社ビル)
  • どうなる東芝、注目は3月24日の臨時位株主総会(写真は、東芝本社ビル)

「物言う株主」の攻撃にさらされる東芝経営

   「迷走」「正念場」...... そんな単語を何度使ってきただろう。不正会計と米国の原子力発電子会社の破たんで経営危機に陥った東芝は、債務超過で東証の上場廃止の危機を回避するため2017年に6000億円の巨額増資を実施し、上場を維持した。この時、「3Dインベストメント・パートナーズ」など「物言う株主」が大株主になった。

   その後、2020年の株主総会の不明朗な運営や投資ファンドの買収・非上場化の提案などをめぐる混乱もあり、翌21年4月には外部から招いた車谷暢昭(くるまたに・のぶあき)社長兼最高経営責任者(CEO)が辞任に追い込まれた。

参考リンク:J-CASTニュース 会社ウォッチ2021年3月27日付「東芝経営陣の正念場 『物言う株主』が揺さぶる『不利益な議決権行使』の実態解明のゆくえ」

参考リンク:J-CASTニュース 会社ウォッチ2021年4月24日付「社長辞任、CVC買収断念... 混迷の東芝はどこへ行くのか!?」

   さらに、21年6月の定時株主総会では社外取締役の立場でガバナンス改革に取り組んでいた永山治(ながやま・おさむ)取締役会議長(中外製薬名誉会長)の取締役再任を否決されるなど、物言う株主の攻勢にさらされていた

参考リンク:J-CASTニュース 会社ウォッチ2021年7月4日付「株主が『ノー』前代未聞の異常事態! 東芝経営に『救世主』は現れるのか?」

   新たな成長戦略を描けず、内部の混乱に終始していたなか、2022年11月にようやくまとめたのが、事業ごとに3つの企業に分割し、それぞれ独立させるという「3分割案」だった。

   エネルギー事業などを担う「インフラサービス」、ハードディスクドライブ(HDD)などの電子部品を担う「デバイス」の2社を分離。残る東芝本体は、約4割の株を保有する半導体大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリー)などの株式管理会社となるというものだった。

参考リンク:J-CASTニュース 会社ウォッチ2021年11月20日付「東芝、迷走の果ての『3分割』 それでも残る不満の声 分割後の成長の道筋に説明不十分」

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