2022年 7月 4日 (月)

ドコモ「ahamo大盛り 100GB 4950円」両論話題に!「スマホでTV見るから嬉しい」「ahamo小盛りでもっと安くして」

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   いきなりドーンと目の前に出された「大盛り」ドンブリ。お腹いっぱいになって満足するか、それともゲップが出て......。

   NTTドコモが2022年3月23日に発表した携帯電話のオンライン専用プラン「ahamo」(アハモ)の新オプションが話題を呼んでいる。

   「ahamo大盛り 100GB 4950円」のことだ。携帯電話料金値下げの動きには逆行するが、「大容量を使う身にはありがたい」という賛成の声がある一方、「なぜ安いプランを出さない」という批判的な声も。

  • スマホで動画を楽しむ人は大容量が必要だが…(写真はイメージ)
    スマホで動画を楽しむ人は大容量が必要だが…(写真はイメージ)
  • スマホで動画を楽しむ人は大容量が必要だが…(写真はイメージ)

KDDIとソフトバンクは「小容量」「値下げ」あるのに...

「ギガ管理とか、めんどくさーい!」(だらだらギガつかいたいさん)
「ヨワヨワWi‐Fi、即切りたい」(通信速度サクサク至上主義さん)
「またログインさせるんかーい!」(NO公衆Wi‐Fi!YESテザリングさん)
「職場が通信不毛地帯ツライ...」(Wi‐Fi環境ナイナイ泣けるさん)
......。

   こんなふうに、スマートフォンの通信環境に悩んでいる20代~30代の人たちに「ahamo大盛り」のオプションを使ってほしいのだそうだ。NTTドコモが公開したキャンペーンサイトに、イラスト入りでそう紹介されている。

   NTTドコモは、オンライン専用プラン「ahamo」(アハモ)に、月額1980円(税込み、以下同)でデータ容量80GB(ギガバイト)を追加できる「大盛りオプション」を6月から始める。

「ahamo大盛り」(NTTドコモのキャンペーンサイトより)
「ahamo大盛り」(NTTドコモのキャンペーンサイトより)

   2020年に菅義偉前政権によって打ち出された「携帯電話料金値下げ」の方針を受け、NTTドコモは2021年3月、中容量プラン「ahamo」のサービスとして、月額2970円で20GBと国内通話5分間無料の1プランを出した。今回の大盛りオプションを追加すれば、4950円支払えば、一気に計100GBまで使えることになる。これはかなりのデータ容量だ。

   「ahamo」が登場して以降、携帯電話大手3社の間で中容量分野の料金値下げ合戦が始まるかとみられた。KDDI(au)が「povo」(ポヴォ)、ソフトバンクが「LINEMO」(ラインモ)と、「ahamo」と同じオンライン専用プランの提供を始めた。

   当初、「povo」と「LINEMO」ともに月額2000円台で20GBの基本容量、国内通話5分間無料という点では「ahamo」とほぼ横並びだった。だが、その後、「povo2.0」として「基本料金0円」を打ち出した。「LINEMO」は20GBだけでなく、お手軽な小容量のミニプラン「3GB」を追加するなど、両社は小容量分野の値下げにシフトしつつある。

スマホでテレビや動画を見る人のため大容量が必要に

   それだけに、プライスリーダーのNTTドコモがどんな値下げプランを発表するのか、注目されていたが......。ふたを開けてみれば、「プラス80GBの大盛り料金」のオプション追加のみだったわけだ。

テレビを持たずスマホで映像をみる人が多い(写真はイメージ)
テレビを持たずスマホで映像をみる人が多い(写真はイメージ)

   報道によると、3月23日にオンラインで記者会見を開いたNTTドコモ営業本部ahamo推進室長の岡慎太郎氏は、大容量に対応するサービスを開始した理由について、こう説明した。

「リモートワークで、スマホをパソコンにテザリング(通信の接続手段)して利用することが増えている」「アハモ利用者は30代以下が過半数を占め、スマホでテレビや動画を見る需要が高い」

   また、当日は「他社では小容量プランを充実させているが、なぜ大容量を充実させる方向に出たのか?」「プラス80GBで合計100GBだけのオプションだが、なぜ他社のように複数容量をもうけないのか?」という質問が出た。これには岡氏は、

「低容量プランは、ドコモのギガホライトなどの選択肢を用意している」「ahamoが受け入れられているのは、オールインワンパッケージでわかりやすいことだ」

などと答えたという。

実際に大容量使う人は2.2%

   ところで、「100GB」の大容量を使う層はどのくらいいるのだろうか。参考になるのが、モバイル市場の専門調査機関「MMD研究所」が2021年12月17日に発表した「2021年12月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」だ。

   スマホを利用している18歳から69歳までの男女3万6006人を調べた内容だが、それによると、現在契約している携帯電話会社の月間データ容量プランに比べ、実際に利用している月間データ容量はかなり少ないことがわかる=図表1、図表2参照

   たとえば、「ahamo」のようなオンライン専用プランをみると、図表1では中容量(8GB~30GB)を選択した人は75.1%いる。しかし、図表2を見ると、実際に中容量を使った人は48.3%しかいない。小容量(7GB未満、36.2%)も含めると、84.5%の人が30GB以下だ。

(図表1)現在契約しているスマホの月間データ容量プラン(MMD研究所の作成)
(図表1)現在契約しているスマホの月間データ容量プラン(MMD研究所の作成)
(図表2)直近で実際に使用したスマホの月間データ容量(MMD研究所の作成)
(図表2)直近で実際に使用したスマホの月間データ容量(MMD研究所の作成)

   そして、大容量(31GB~無制限)を使った人はたった2.2%しかいない。これをみると、「ahamo」が20GBから複数の容量を設けず、一気に100GBまで広げるのは、さまざまな利用の段階をカバーし切れないようにもみえる。

「リモートワーク、YouTube視聴などで月に300GB使う」

   今回の「ahamo」の追加オプションには、ヤフーニュースのヤフコメ欄では賛否両論が寄せられている。

   まず、大容量を歓迎する声から紹介すると――。

「単身赴任していますが、当初マンションの固定を契約しWi‐Fiを接続していたが、夕方と夜10時になると速度低下し週末も不安定なので、固定を解約して5Gギガホプレミアムを契約してからストレスなく快適になった。使い方としては、昼間はリモートワークなのでテザリング利用し、週末はDAZNとDTVなど土日で20時間くらい接続、平日夜はYouTubeなど利用し、1か月で300ギガの利用となっている」
リモートワークにスマホを使う機会も増えた(写真はイメージ)
リモートワークにスマホを使う機会も増えた(写真はイメージ)

   ドコモの5Gギガホの使用者という人は、自身の使い方をこう書いている。

「・一人暮らしでWi-fi未設置/・アマプラ・ネトフリ・YouTube高画質ヘビー視聴/・パソコンへのデザリング無制限/・主SNSアカウント所有/・定期的にラインの長電話
ほぼテレビを見ないので、YouTubeと動画配信ばかり視聴しています。(中略)月だいたい75~95ギガを使用します。(中略)月1万4000円ほどの携帯の金額で、Wi-Fiなし生活を送っています。大盛り、私のような一人暮らしの人などはとてもいいかも」
「大容量は魅力的です。家の中では極力Wi-Fiに接続していますが、出先で1歳の娘がグズリ始めたらYouTubeに頼らざることも多いので、容量を気にせず使えるプランで選択肢が増えることはすごく嬉しいです。なら、使い放題にすればよいとか、ポケットWi-Fi持ち歩けばという意見もありそうですが、価格的にも100ギガは選択の余地があると思います」

   一方で、こんな批判的な意見も――。

「『ahamo小盛り』をお願いします」の声

「中容量帯の価格競争が一服し、大容量帯のユーザー取り込みに着手した模様。(中略)利用者としてはシンプルにキャリアプランを値下げしてくれれば、行ったり来たりしなくて済むのに」
「3ギガで持て余している私からすれば100ギガも何に使うのか疑問です。それなら自宅にWi-Fi用意したほうが無制限だし、安くなると思うけど」
「私はもう少し少ないギガのものを期待しています。安いから毎月20Gのahamoを契約中ですが、家では光があるので毎月5G程度しか使えてない。でもdocomoより安いから変えないのですけど。100Gなんてとんでもない」
「『ahamo小盛り』をお願いします。月の使用3GB程度なんです。で、待っていたのですが、大盛りとは!」
「小盛り10GBの980円を出してほしい。20GBもいらん」

   「大盛りではげっぷが出そう」といった感じの声が少なくなかったのだ。

(福田和郎)

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